読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ニヤニヤ漫画読みませんか? vol.1

頬が緩む、足をバタバタさせたくなる、壁を殴りたくなる。

そういうマンガ、お好きですか?

 

 月曜日は2限から / 斎藤ゆう

月曜日は2限から 4 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

 ゲッサンに毎月2話ずつ載っている4コマ。

 遅刻・サボタージュ常習、校則を煙に巻く咲野さんと、先生に咲野を探して来いと言われてミイラになる居村くん。ラブか悪友かの際どいラインで繰り広げられる会話劇が毎月楽しくて楽しくて。こんな高校生活が送りたいだけの人生だった。

 特に4巻収録話は、初詣や、登校前に咲野を起こしに行くイベントなど、ラブ度が高め。ニヤけてなりません。お互い頬が赤くなったりとか、男女として意識していることは間違いないし、お互いがお互いにまんざらでもないと気づいていそう。それでも、会話も関係も悪友側に立ち続けているのは、ラブコメとして正しい姿勢だと思います。

 余談ですが、こういう言葉遊びがふんだんに取り入れられた会話というのが、私大好きなんですが、自分ではできないんですよね。日常会話の中でさらり言えて、相手にもそれが通じて、サクッと切り返されるって、結構難しくないですか? しかも、「ああ、これこれこういう意味ね」と解説入れるという無粋なことなしに、お互い通じあってる。自分だったら、まずさらりと言えないし、相手に言われても即座に理解して返すとかできないですよ。(というか絶対にどもるか噛んで台無し)

 ニヤニヤに話を戻すと、そういう会話が成り立つ、この二人のお互いの理解度というか、同レベル感というか、そこも含めての良い悪友関係なのが、ラブを差し引いても、本当に羨ましいし、憧れる。

 

 からかい上手の高木さん / 山本崇一郎

からかい上手の高木さん 2 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

 ゲッサンからもう1作。付録小冊子ゲッサンmini掲載。

 タイトル通り、隣の席の高木さんの思わせぶりなイタズラに振り回される西片くんのお話。一言もそうだとは言っていないけど、高木さんが西片くんのこと好きとしか思えない。それが良い。

 ラブコメの真髄は、ラブかそうでないかのライン際でいかに踊ってみせるか、だと思うんです。この漫画は、そのラインの本当にギリギリの所にいます。どれくらいギリギリかというと、西片くんが「高木さんってオレのこと…」の続きを言ってしまえば、高木さんが「うん」と言ってしまうだろうライン。このラインで繰り広げられる二人のやりとり、最高じゃないですか!

 月曜は2限から、高木さんを掲載しているゲッサン編集部は、ラブコメの本質をよく理解しているなぁ、と思います。

 

 ラストゲーム / 天乃忍

ラストゲーム 7 (花とゆめCOMICS)

 続いて少女漫画から1作。LaLa掲載です。

 勉強、スポーツもできて、イケメン、親はホテル王で、クラスの人気者、柳くん。そこに転校してきたのは、柳くんより勉強もスポーツもソツなくこなす、鉄の女、九条さん。柳くんの天下は崩れ、10年に渡る一方通行のライバル関係が始まった。そして、その対抗心はいつの間にか一方通行の片想いに。

 ニヤニヤ漫画を紹介するなら、これだけは絶対に外せない。年末年始に書いていたベスト100記事でも7位に持ってくるくらい好き。柳くんと九条さんの二人が好きすぎて、生きる喜びさえ感じる今日このごろです。

 ベスト100で触れたことを繰り返すようですが、とにかく、この二人の恋愛レベルが小学生。下の名前で呼んで→「尚人」→顔真っ赤にして「やっぱりいい」とか。今そのシーンを再読してて、呼吸が浅くなってるんですけど、破壊力高すぎませんかね。毎月LaLa読んでて萌え殺されるかと思いますよ。

 連載のほうはようやく、九条さんが自分の気持を自覚し始めます。鉄の女こと、九条さんがもう戸惑って戸惑って、混乱極まって爆発したり。そして、それが収まった今、ラストゲームの勝利条件が満たされました。あとは、この二人がどう告白に至るのか。その瞬間を読んだ時、興奮し過ぎで死なないよう頑張ります。

 

 君のコトなど絶対に / 田中メカ

君のコトなど絶対に 1 (花とゆめCOMICS)

 幼い日に受けた屈辱とトラウマ、その恨みを晴らすため、君に復讐するために帰ってきた!その復讐とは、イケメンになった自分に惚れさせて、盛大に振ってやること。

 ラストゲームでも柳くんが九条さんに勝つために同じことをするんですが、柳くんは早々に返り討ちにあっています。こっちはちょっと違って、タイトル通り、レオくんが惚れさせてやろうとした相手に逆に惚れてしまいそうにならないよう踏ん張り、右往左往する話がメインになってきそう。腹黒イケメンが純粋無垢な美少女を惚れさせようとするものの、逆に振り回され、返り討ちにあって「かぁっ」と頬が染まる。それ良いじゃないですか。萌えますでしょ。

 あと、良き花ゆめ学園モノ要素も強いですよね。超お金持ち学園とか、超強権生徒会長とか。そういう外野の邪魔も入りつつ、学園枠の中でラブコメしていくんじゃないかな。まだ始まったばかりの漫画ではありますが、作者は最高のニヤニヤ漫画「キスよりも早く」を描き切った田中メカ先生なので、今のうちに青田買いしましょ。

 

 片思いフィーバー / 桑佳あさ

片想いフィーバー(1) (KC デザート)

 藤野もやむ改め、桑佳あさ先生の少女漫画。ガンガンとかブレイドで描いているときから、本当に可愛い絵柄だと思っていたんですが、それが少女漫画へ向けられたらそりゃ破壊力高いですよ。(以前の、可愛い絵柄で登場人物たちに酷な世界観、というのも大好きですけどネ!)

 ストーリーは、表紙の幼馴染3人組(+先輩)が表紙の矢印→の方向にそれぞれ片思いしてて、誰か一人でも諦めれば丸く(?)収まるのに、どの子も片想いの相手がどうしても好きで好きで諦められなくて、堂々巡るというお話。

 どいつもこいつも体当たりで片想い相手にぶつかって、空回りして、それでも諦められなくて。この体当たり感、余裕ないし、鈍い子ばっかだから、ストレートに「好き」という言葉が飛び交うこの日常、ニヤける。先輩も含め、この4人が可愛い。この4人が送る日常が、本当に好きだなぁ。

 

 

 
あとがき

 ラブコメ、少女漫画でニヤニヤ成分が足りん、と思ったらこの辺り読めばいいよ、というのを5作品ほど上げてみました。もっと色々あることはあるんですが、書いているうちに鮮度が落ちそうだったので、vol.1と区切ってとりあえずここまでで投下。また書き溜まったらvol.2を投稿します。
 ちなみに、この5作品でまだ足りない場合は、pixivの「創作男女」タグ辺りを巡回されると幸せになれるかと。