となりのロボット -"好き"の近似値を探して-
SF漫画としての、となりのロボット
私はロボットです
今はだいたい人と同じことができます
となりのロボット #1 より
この各話の導入モノローグとなるこのセリフ、この作品を象徴するものだと思う。
プラハは10年程度で形になったものではなく、沖島先生の頃からずっと研究開発を続けてきて、その沖島先生もまた世を去っていく、それだけのスパンで続いて、まだ未完成の存在。触覚などプラハはまだ持っていない機能もたくさんあり、人にできてプラハにできないこともまだまだ多い。
だから「今は」「だいたい」なのである。
だけど、新しい部品や制御プログラムが導入され、少しずつハードウェアも更新され続けており、プラハを人間にするために、いろんな人達が日々考え、苦労しながら関わっている。
特に澄岡さんのエピソードが好きだ。
十代の女の子にどんな機能が必要なのか考えたこともなかった
この子を人間にするのは私たちなのにとなりのロボット #6 より
ただ、自然な動きをするためのハードウェアだけがあればいいわけではなく、日常の中で運用すること、人間として普通の生活をするために必要な課題がいくらでもあり、日々解決しくこと、とてもエンジニアリングな領域が垣間見える。
また、奥寺室長を始め、歴代室長の考え方も面白い。簡単にプラハの思考や行動を意図的に狭めない。
それは必然の結果であり『修正すべきエラー』ではない
となりのロボット #3 より
こういった選択自体も、その後のプラハを形作っていると思うし、理学的な真理を追求する側面もあると思う。
ヒロちゃんとチカちゃんの二人だけの物語だけでなく、研究室の人たちが日々の仕事の積み重ねの先にプラハがいて、チカちゃんとの"好き"がある。
恋愛漫画としての、となりのロボット
チカちゃん泣かないで
となりのロボット #4 より
作中でも、恋愛面で象徴的なシーンであり、個人的にも好きなシーン。
ここでは、あえて2通りの見方をしてみたい。
まずは、チカちゃんの視点。
ヒロちゃんがしたことを、これまでの知識に当てはめて社会常識として同じ応答した、と受け取っている。ロボットだから、自分の気持ちは通じていないから。
わかってもらえない切なさの象徴として、ヒロちゃんの笑顔が描かれている。
一方でヒロちゃんの視点から。
一見すると、泣いている女の子を前に笑顔を返す不気味なロボット、とも取れるが、
直前にある「自分が笑顔であるとき子供は笑顔である」との対応関係にある行動ではないだろうか。そう捉えると、単純に「チカちゃんに泣き止んでほしい」からとった表情と解釈できる。
元はといえばキスを返すことも「チカちゃんの笑顔」を得るための、そのための行動だったはずで、それに対するチカちゃんのレスポンスはたぶんプラハには想定外のものだったと思う。だから、怒ってるの?泣いてるの?と質問を投げかける。
その上で出てきたのが、子供の頃のチカちゃんとの「自分が笑顔であるとき~」の応答になるわけですが、出てきたのが子供への対応、という時点でヒロちゃん自身も、なにを返すのが適切か混乱しているともとれる。
(評価点から算出した確率の高いものを選んだだけではあるが、不適切な解、それもチカちゃんの子供時代のものを引っ張りだしているし、混乱していると私は思う)
ここに描かれた、すれ違いとその切なさ、百合の醍醐味であるし、そこは西UKO先生っぽいなと思う。
"好き"ってなんだろう?
プラハの、ヒロちゃんの"好き"の根源はなんだろうか。
プラハが自分自身に評価点をつけるものとして、一番目は「沖島先生に褒められた時」であり、二番目が「チカちゃんが笑顔を向けてくれた時」と作中にある。
これをもって奥寺室長はプラハがチカちゃんを"好き"と言う。
もう少し掘り下げて考えたい。
沖島先生が最初にプログラムしたときからプラハが一番評価するものは「自己の変化」になる。これは推測だけど、「沖島先生に褒められた時」というのも実際は、この評価基準に従ってのものじゃないだろうか。
たぶん変化といっても「人間らしい」という枠があるはずで、その枠を外れた、例えば4足歩行することは求められている変化ではないでしょう。
第一世代のAIであれば、ヒトとは何か、ヒトのすべき行動をif文で全部インプットすることになるんでしょうが、そんな無限のパターンの網羅は不可能だと先人たちの研究でわかっていること。
で、どうやってヒトの枠はを決めているかというと、初期は人の手でOK/NGを与えていたと思うけど、今はたぶん周りの人達の反応から抽出されているのだと思う。
反応とは、沖島先生が褒めることであり、チカちゃんの笑顔であり、研究室や学校で関わる全ての人たちの反応。そこからOK/NGを判断し、それを情報を入力として、次の出力を得る。「プラハはフィードバックを多用している」と奥寺室長が言われているのがこれ。(これまさにディープラーニングですよね)
最初は発散した行動もするけど、最終的にヒトの近似値に向かって収斂していくと思う。(例えば、パズルの組み方とか象徴的な発散した行動のひとつ)
人の反応からOK/NGを求めるというロジック、これも深く考えてみると面白い。
たぶん人と話す時、プラハの中には応対する人の"モデル"があるはず。
モデルとは「この応答したらその人は喜ぶ」という想定問答と言ってもいいかもしれない。たぶん、そのモデル化が一番高度に、メモリ領域を割いて行われているのは、沖島先生とチカちゃんなんだと思う。(それ自体もプラハの中での"好き"の現れ)
のちに出てくる"チカちゃん"はそのモデルから起こされたものでしょうね。
話を戻すと、埋め込まれた固定ロジックではなく、プラハが経験とアウトプットを繰り返して「人間らしく」「自己の変化」を促す存在として、沖島先生とチカちゃんが選ばれた。
これがプラハなりの"好き"。プラハが出した"好き"の近似値。
俗なことを言えば「自己の変化」を餌としてぶら下げられているとも考えられるが、恋愛漫画でも「自分を良い方向へ変えてくれる」ことを起点とする好意はよく見る。
そう考えていくと、人間が感じる好きと、プラハの好きの違いはあるのだろうか?
むしろ、人間の思う"好き"ってなんだろうか?
となりのロボットは、エンジニアリングを下敷きとしながら、人間の女の子とロボットの女の子の恋愛を通し、"好き"の本質を考えさせる力のある作品だと思う。
俺マン2016 であげたあれこれ+α
あけましておめでとうございます。
もう少し更新したいと言いながら年始しかブログ更新しないマン。今年こそは書きかけの超人ロック入門とか、となりのロボット評を投稿したい。(どっちも1年以上塩漬け…)
それはさておき、今回も #俺マン2016 に参加しましたので、投票した漫画+αの紹介です。ベスト5以降はツイートした順番で並べてますので、順位付けはしていません。新刊、続刊、古典などなど2016年読んだもので面白かったものをあげています。
昨年版はこちら。
#俺マン2016 については以下サイトをご確認下さい。
お品書き
ベスト5 + 次点85作 + 未単行本化9作 + 殿堂入り1作 = 計100作!
長いので100作のリストがみたい方はまとめリストへジャンプしてください。
2016年ベスト5
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
1位
「魔女くんと私」縞あさと
女子に触れないと魔法が使えないけど女子アレルギーな魔女くんと、ナチュラルに距離の近いオカルト好きの女の子の話。魔女くんが手を繋いだ瞬間、魔法と一緒に弾けて広がる視界、そこに添えられる魔女くんの赤面!とても可愛い現代ファンタジー。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
単行本は来年1月発売ですが、2016年のLaLaを鮮やかに彩った良作で、今年一番連載が楽しみな漫画でもありました。あと、LaLa最新号掲載の「幼なじみの魔女について」も同じ世界観で、これもまた可愛かった。やはり幼なじみ最高だな、と。
2017年1月に1巻が発売なのでちょっとフライング気味ですが、今年のLaLaの連載を追いかける中で一番面白かったので。
絵柄としては花ゆめというより、 別冊マーガレット方面と親和性が高い気がしますが、内容のファンシーな構図とか、物語の展開の仕方とか、どこかLaLaっぽさのようなものがある気がします。次代のLaLaを支える注目の作家ですね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
2位
「AIの遺電子」山田胡瓜
人とほとんど変わらないヒューマノイド、彼らにも人権が認められた近未来。社会は高度なAIによって支えられ、今よりずっと便利になって。でも、まだ理想郷というには、人の気持ちも追いついていない。ぼくらがこれから直面するかもしれない話。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
現実の方がまだ先だと思っていた近未来にぐんぐん近づいていて、SF漫画は最前線でアップデートし続けないといけない昨今。今年のSF漫画といったら、週間でリアルタイムにそのアップデート続ける本作を上げたい。
ニコ生の某企画の方でも、AIの遺電子をメインにして紹介しました。「ぼくらのよあけ」「となりのロボット」、それに昨年の同作者の「バイナリ畑でつかまえて」などなど。毎年これからくるだろう未来に思いを馳せる、そういうSF漫画が出てきていて本当にワクワクします。車は空を飛ばなかったし、攻殻機動隊のような電脳世界もまだ来ていないけど、確実に新しい未来が常にアップデートされているんですよね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
3位
「味噌汁でカンパイ!」笹乃さい
個人的幼なじみオブザイヤー。幼なじみの善のお母さんになりたい八重ちゃんが、毎朝味噌汁を作りに来るという幸せな若夫婦(※中学生)の日常。意外と知らないお味噌のあれこれに、ほんのり甘いラブも添えて、今年1年ごちそうさまでした!
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
この幼なじみ若夫婦の可愛さが味噌汁の暖かさと塩分と一緒に心に染み渡る。二人の時の自然体な関係とか、学校では秘密だったり、親公認だったりとか、幼なじみものの機微が散りばめられている。とてもよい。
まだ八重ちゃんの方が恋愛的に意識していないんだけど、善くんと八重ちゃんが並んでいるときの夫婦感というかが可愛すぎてこまりますね。ライバルになるような子が従兄弟の小学生だったり、ラブコメ的な障害物がない状態なので、全体的にのほほんとしているかもしれない。だが、それがいいのだ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
4位
「取水塔」粟岳高弘
やっぱり独特なSFだ。いつもの粟岳ワールドといえばそうなんですが、どこか大人たちに隠蔽された陰謀めいた雰囲気の中で、少年少女たちが出し抜き合いながら進んでいく話にワクワクする。終盤の共闘する展開とかもなんか熱いし、これかなり好きです。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
あ、そういえば今回はふんどしなかったですね。スク水と腰蓑はあったけども。あと、同年代男子のいるところで、という恥じらいが大変結構なお点前でした。
「たぶん惑星」のころのぼんやりとした設定、ストーリーが取水塔はしっかりとしたものになっている。というか、ジュブナイルとしてよくできてんのよ。大人たちから離れ、子供たち同士でお互いに出し抜きながら、異星人との接触を図り、最終的に無事大団円を迎える。すごいおもしろい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
5位
「兎が二匹」山うた
1話の悲しい結末が決まっているから、どう締めくくろうと、1話の評価以上にはならないと思っていた。だけど、最後を読んだとき、終わったはずの物語は、過去の重みを纏い、死ねない女性のその先の物語へと変わった。良い意味で予想を裏切られた漫画。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
pixivで1話めを読んだときの印象が強くて、自分の中で悲しい物語なんだと決めつけていたのが上手いこと作用して、覆されたときのカタルシスが高まった気がします。だから、2年前にpixivで公開された当時に読んでいて、単行本未読の人は是非読んでほしい。
冒頭1話がよくできた短編だけに、その後の物語って蛇足にならない?という不安がつきまとうわけですが、それが綺麗サッパリ吹き飛ばされます。というような前情報すら一切入れずに、兎に角読んでほしい。
次点
以下は特に順位はなし。あげた順番です。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「青春しょんぼりクラブ」アサダニッキ
一番脂が乗っている時期だと思う。12巻の連載の中でキャラクターひとりひとりを大事に楽しく育て上げたおかげで、本当にどの子もいい子で可愛いしアホだし、読んでいて本当に楽しい!こればっかしは読み切りや単巻ではできない読み味。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
そんでもって、12巻はその集大成ともいうべき瞬間がついに訪れます。にまちゃん、おめでとう!ほんと、にまちゃんとオッキー先輩らしい、しょんぼりクラブらしい展開で、ニヤニヤとゲラゲラとがいっぺんに押し寄せて、最高でした。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「王子が私をあきらめない!」アサダニッキ
アサダニッキコメディの新作。学園のスーパー王子様が便所飯しているところに出くわすヒロインという衝撃的な絵面に思わずゲラゲラ笑ってしまった。青春しょんぼりクラブがラブ:コメ=5:5とするなら、こっちは3:7くらい?
個人的には「名探偵部この後すぐ!」とか以前のコメディ専門より洗練されていて、読みやすくなった気がします。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「魔女の森」狐面イエリ
1巻では、少しずつ遠ざかっていく魔法の世界も、まだ日常の中に存在していたけど、2巻では一気に遠のき、多くの人の目には見えなくなってしまった。でも、消えたわけではなくて、ふとした瞬間に気配を感じる。そんな変わっていく世界のおはなし。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
魔法はどこかへ去っていき、世界も変わっていってしまうけれど、また新しいものが芽吹いていく。そういう少しの寂しさと、残る何かが心地良い作品。
2巻で綺麗にまとまっている良作。作中のセリフなんかも好きなものが多くて、世界観ともマッチしていた。作品の雰囲気も含めて完成された世界だったと思う。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「春の呪い」小西明日翔
1巻の表紙。女の視線は彼女の妹の骨壷だけへと注がれ、その妹の婚約者だった男の視線は姉へと向けられている。その二人の間にあるタイトル。とても示唆的な表紙で好き。依存と執着と、重くのしかかる後ろめたさを感じる、妹の死後に始まる男女の物語。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
そして、ようやく妹、あるいは家を通してではなく、彼女、彼自身の目で向き合う二人が描かれる2巻の表紙もとても好き。
どうでもいいですが、2巻の帯が 金色になっていて1巻の帯と合わないんですけど…。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「平和な学校」D・キッサン
クラス全員を無事に卒業させるために送り込まれる「平定者」が存在する社会。クラスの中でいじめや陰口といった歪みを意図的に平定者自身へ集中させることで、クラスの和を作る。平定者の異常さがそのまま学校社会のいびつさか。とてもSFだ。
ほか、ヒーローものの裏の話も結構好き。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「ウサギコットン100%」TONO
TONO先生の楽しいやつ。呪いの人形たちが預けられるお寺で、とってもうざい呪いのウサギ人形に、いまだに怨念が抜けきっていない呪いの市松&フランス人形たちが、他人にメーワクをかけながらドタバタする。ウサギがうざ可愛いのよ。
(絶対にリアルでは関わりたくないけど) 「あじゃり~」言うウサギがまじかわいいんですけど。あと、同時発売の再販の「カレンのファスナー」も名作なのでそちらもぜひ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「SEVEN EDGE」やまむらはじめ
境界戦線の世界観。崩壊して見捨てられた首都東京で、クズたちが生きている実感のために殺し合う。まーた、ジョカみたいな、付いていけば最終的に不幸にしかならなさそうなヒロイン出て来るし、なんとも、やまむらはじめらしくて好きだ。
登場人物の誰ひとりとして幸せになりそうにない。(偏見)
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「おとの教室」やまむらはじめ
さっきSEVEN EDGEで撃ち殺された娘とよく似てる娘が主人公。音大の最前線を描いた「天にひびき」から一歩引いて、音楽教室でバイトする普通の一般大学生の子とか、そういうギョーカイの日常の話で、これもまた僕らが知らない世界だった。
教室に通う生徒さんたちの発表会を受けて、ラストのトリオを組む話は主人公の子自身が前へ進むエピソードになっていて、上手く物語を1巻で締めている。良作です。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「であいもん」浅野りん
これこれ、この読み味だよ。京洛れぎおんに引き続き京都舞台で方言も全開でまさに水を得た魚のよう。良い話をしているところで繰り出されるギャグが完璧に噛み合い、テンポよく廻っていく。でも、ちゃんと御菓子屋の従業員も含めた、家族の話なんだよね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「金の国水の国」岩本ナオ
面白かった。貿易で豊かだけど水が枯渇しかけた金の国と、水は豊富にあるけど貧乏な水の国。致命的に仲の悪いどん詰まりの国同士を、知と許しを持って救う物語。時代に合わせない現代語のコメディ調で進むものの、本筋はまっとうな救国譚で面白かった。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 29, 2016
「猫瞽女」宇河弘樹
一気に終幕に向けて盛り上がりを見せる中、舞台はツァーリ・タンクとオブイェークト279まで出てくる狂気の戦場へと移る。そんな場所で、夜梅に「おれは自分の娘の誕生を思い起こして歓喜した」なぞと言わせる。これがウガワさんの百合なのだ。
宇河弘樹の百合観が垣間見える。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 30, 2016
「ぱわーおぶすまいる。」ウロ
幼なじみ∩(・ω・)∩ばんじゃーい。女の子も男の子も可愛くて夢のような時間に終わりが訪れてしまった。でも、可愛いものと可愛いものが、しかも幼なじみ同士がくっついて、本当に幸せな感じで最高に萌える。すごい、可愛いしか言ってないぞ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 30, 2016
「古見さんは、コミュ症です。」オダトモヒト
デフォルメの可愛さがたまらない。色々とおかしい人達が次から次へと友だちになっていくけど、都度古見さんがブルルルルルルル震えるの楽しい。それでいて、ちゃんとラブコメ要素あるのでニヤニヤもしつつ、最高だぁと思いました。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 30, 2016
「星野、目をつぶって。」永椎晃平
今年の青春ラブコメ枠のイチオシ。ギャルなのに自分でメイクができないくせに、正義感から突っ走って無茶しちゃう星野と、そのメイクを手伝う小早川、それに二人に助けられたみんなと。いつか、タイトルをメイク以外で言えたなら…?
ラブコメである前に、青春漫画ではないかと思っています。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 30, 2016
「かぐや様は告らせたい」赤坂アカ
ある種のメタラブコメ。告ったほうが負け理論に基づき、頭が良すぎるアホな二人の実質告白になるのでは?発言、行動をいかにして回避するのか。どうみても両思いのアホ二人が恋愛をテーマに幽白の「禁句(タブー)」のゲームする感じが近いか。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 30, 2016
「スローモーションをもう一度」加納梨衣
きまぐれオレンジロードかな?という第一印象から、スカイツリーやスマホが出てくるけど、ちょいちょい30年タイムスリップする。21世紀生まれの二人が80年台文化に憧れ追いかけるラブコメ。僕らの90年台もいつかそうなるのかな?
本筋とは関係ないけど、趣味人としての、過去の名作、名曲をどう知れば良いのか問題。漫画なんかもそうですよね。どうやっても、その当時の熱には触れれなくて、リアルタイム世代への羨ましさを強く感じますよね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 30, 2016
「箱入りドロップス」津留崎優
箱入り娘がアパートの隣に越してきたら。顔面怖いけど割りと面倒見の良い主人公と、その他楽しい面々との日常なわけですが、ここに来てラブ度高めでニヤニヤが!ニヤニヤが!とっても良い。あと、脇役なんだけど、委員長がほんに良い子で大好き。
あー、あのぴょこぴょこするアホ毛がなー、可愛いんだなー。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 30, 2016
「初恋ゾンビ」峰浪りょう
再会する方と腐れ縁の方の両方の幼なじみを取り揃えております。よき三角関係ラブコメであるが、初恋ゾンビの方のイヴも含めれば四角?初恋ゾンビは成就して消えることが幸せである一方、コミュニケーションがとれるイヴはどうなるのだろうか?
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
「天野めぐみはスキだらけ!」ねこぐち
幼なじみものだよ!(またか!)スカートが引っかかったり、透けたりと、天然の無防備でスキだらけな天野さんが、幼なじみと勉強したり、遊びに行ったりするのだが、天野さんからまーくん好き好きなオーラが行動にも出ていてとても可愛い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
「月曜日は2限から」斉藤ゆう
授業中に行方不明になる問題児の咲野さんと、彼女を連れ戻すよう言われて戻れない戻らないミイラ取りの居村くん。それに風紀委員長のちーこ先輩と、乗せられやすい後輩2名とか。咲野さんと居村くんの恋人よりも悪友である関係が好きすぎて辛い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
この二人の距離感とか、くだらないけど上手いこと言い合うシームレスな会話のキャッチボールとか、個人的に一番憧れるのよね。もっと、その憧れの悪友二人を見ていたかった。
前年の俺マンでも触れていますが、この会話劇の楽しさはちゃんと話しておきたかった。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
いっきに今年のラブコメを投稿していったけど、今年は本当に豊作であった。特に幼なじみものが多くて1年間ウキウキしっぱなしだった。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
「哲学さんと詭弁くん」里好
女の子に「君(キミ)」って呼ばれたい。哲学さんこと折口さんの唐突に始まる哲学な問に、詭弁君こと木辺くんが詭弁で答えるだけの、日常哲学漫画。女の子とこんな知的な会話で延々と1話ずっと話続けれるとか、羨ましいぞ。
「月曜日は2限から」もそうですが、こういう知的な会話をしてみたいけど、相手もいないし、自分では頭が回りきらないと思う。そういう意味で非常に羨ましい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
「踏切時間」里好
同作者からもう1作。なかなか開かない踏切待ちの時間は、青春真っ只中な時間だったり、悶々とする時間だったり、不思議で少し怖い時間だったり。そんな時間を切り取ったお話。個人的に映画を撮っている少年と美少女の話が続編もあって大好きですね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
「ゲームやるから100円貸して!」ナカノ・ザワ
会社ではツンケンな弓原補佐が、実はレトロゲー、それもインベーダー方面のガチ勢だった。そんな一面の発露をニヨニヨ見守る部下の杉田くんと、慌てて取り繕う弓原補佐が可愛くてよい。調子に乗った杉田くんの出禁オチも好き。
出て来るレトロゲーが大体有名なやつのパロディもので、弓原補佐はアレな方向に歪んだガチ勢。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
「憂鬱くんとサキュバスさん」さかめがね
鬱で性欲どころではない憂鬱くんをどうにか性の方向で復帰させるため、日夜彼の代わりに働きに出るサキュバスさんとの同棲物語。サキュバスさんに「この国は病んどる!」言われる日本社会の闇。碌でもない世相を反映した1冊。
コメディだけどちゃんと社会風刺になっているの偉い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
「マーチャンダイス」大石まさる
ライプニッツシリーズ、舞台は火星へ。長期滞在型シェアアパート「マーチャンダイス」に住まう賞金稼ぎが副業の大家さんに、トレジャーハンター、謎の教授、忍者、レーサーなどなどの店子たち。彼らを通して描かれる火星の未来にワクワクするね。
本作って今までの大石まさる作品にない部分があって、それは「人が死ぬこと」なんじゃないかなと思ってます。いや、意識的にやられていたかわからないですが、これまでの作品ってどれも、すんでのところで人は死ななかった気がしてますが、今作は悪役は割とあっさり死ぬのよね。ただ、そういう危うさも含めてそのまま火星社会なんだと思います。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月30日
「グッバイエバーグリーン」せきはん
亡くなった祖父の工房で直した古い道具を届けに、女の子がバイクで旅をする。全部が一人で上手くいくわけじゃなく、大人たちに助けてもらい、悔し涙を流すけど、新たな出会いもある。バイクで走っているときの景色や風が感じられる良作。
背景の絶妙なデフォルメができていて、1コマ1コマ丁寧に作り込まれているんですが、全然うるさくならないバランス感覚。 漫画技法としてもハイレベルな作品だと思います。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「のーどうでいず」せきはん
タナゴ君を求めて農道脇の用水路に入る女子高生と、妹と中学生女子2名。エバーグリーンでも思ったけど、背景のデフォルメ感?とコマのバランスが絶妙だと思う。それがフルカラーで田舎の風景がとても綺麗に描かれている。ありがとうフルカラー!
雨のシーンの青い画面綺麗でした。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「はてなデパート」谷和野
ちょっと不思議なことが起きるデパート、あなたの欲しいものがありますか?描かれる1コマ1コマから、少し不思議なストーリーから、丁寧な言葉選びから、谷和野先生の完成が溢れ出す。締めくくりに描かれるオーナー夫妻の話が大好きです。
×完成 ○感性
昨年末にようやく「いちばんいいスカート」も読んだんですが、この人の着目する観察眼と、セリフ選びからして感性が出ていると思います。この目線、ずっと読んでいたくなりますね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「女の子は余裕!」ひかわきょうこ
TLで見かけて今年始めて読んだ。男鹿先輩、今年読んだ中で男性ベストキャラかも。「入らない?門まで」とか、なんなんだこの人は!この男のわからないようでわかる可愛いさとかさ!それに3人娘も良い子たちで、この子らの友情がまた良い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「ヤギくんとメイさん」びっけ
黒、白、紙、ヤギ、めぇ~と名前につく人たちが揃う郵便局。ジンクス付きのポストがあったりするけど、普通の郵便局のお仕事漫画です。メイさん始めが局員みんないいキャラしてて、いい話にブワッと来たりする。この人達追いかけるだけでも楽しい。
なにげに2016年あげたものでは唯一のお仕事漫画かも?
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「極彩の家」びっけ
稀に青、赤、黒などの鮮やかな色の髪を持つ子どもが生まれる国。その子らは極彩の家と呼ばれる寺へ集められ、国宝として、大事な染料として育てられる。和風ギムナジウムもの、とでもいえばいいだろうか。ギムナジウムらしく、烏羽と天藍のライバル感が好き。
出て来る国宝の子供たちはみんな性別がない設定で、は男の子であり女の子でもある、2面性をもっている。だから、裏切った昔の男として登場する芸術家に相対するときも、その両面での揺れ動きがあって、それもまた綺麗。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「王女の条件」磯谷友紀
女王が治める国。母である女王が死に、二人の王女が次の候補に。姉は自ら女王になることを望み、妹は女王にならないことを望む。そんな二人が、自身の抑えきれない恋心と、王宮に巣食う陰謀と野心とに振り回され、不幸へと堕ちていく王宮ドス黒ロマンス。
妹王女の愛に生きたいだけなのに、周りがどんどん不幸になる感じが哀れでならなかったが、引き離された子供のためにと思った矢先にまた別の男に…というのが、どこまで堕とす気なのかとビクビクする。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「ジグソークーソー空想地図研究会」高舛ナヲキ
デイリーポータルZみたいな漫画といったらわかると思う。地図から元の土地はどんなところだったか海岸線はどこだったとか、そういうことを読み取って探検する話。ギザっ歯で低身長の少年が主人公というのもポイント高いぞい。
今のところ首都圏が中心ですが、足を伸ばせばネタが尽きなさそう。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「ニュクスの角灯」高浜寛
明治11年、意外と一般の日本人も海外へと渡航していた。そんな時代の長崎の貿易商のお話。物の持ち主の未来が見える神通力を持った少女が雇われるわけですが、その力以上にこの時代が面白すぎますね。作者の1ページコラムも興味深いのでオススメ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
同時代にどんなものが海外では発明され売られているのか、日本はどんな風に海外で紹介されていたのか、日本舞台でもあるけど、よい世界史的な日常風俗の漫画なんだよね。
展開的に、これからパリと日本の両面で描かれていくのかな? 日本にいるだけでは商品か写真、あるいは活動写真からしか海外の今が見えてこなかったので、パリとか海外の支店が出来ると、また面白さが一段上がる気がする。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「レイリ」室井大資/岩明均
今年、真田丸にて甲斐武田家がどうなっていったか目の当たりにしているので、なんとも既に不安な気持ちしかない。ただ、あれは真田目線の戦国時代なので、レイリの視点で見た戦国時代がどう描かれるか非常に楽しみである。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
ところで、あの首が浮いた家族との対話シーン、すっげぇ岩明均だと思いました。
室井大資先生のあとがきが面白かったです。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「地底旅行」倉薗紀彦
ジュール・ベルヌ原作の古典SF。当時の科学知識が色々と盛り込まれており、ワクワクする冒険が上手いこと補強されてます。倉薗先生も彗星少年団とか過去作を知っていると、絵柄の印象を大きく変えてきており、古典の名作に挑む意気込みが感じらるる。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「さびしすぎてレズ風俗行きましたレポ」永田カビ
すっげぇ重たい話なのにすっげぇ読みやすいのね。個人的に、こういう自分で自己分析のぐるぐる廻る感じ好きだけど、絶対に自分ではまとめられないけど、それをぐるぐるしながらちゃんと1作にまとめてるの素直にすごいと思う。
読みやすさを担保しているのって、複雑な内面の描写を絵としてコミカルに落とし込む、ある種のデフォルメ力みたいなものかなと思っています。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「僕が私になるために」平沢ゆうな
中身は、それまでと私になるためにタイへ行く話とその後になるわけですが、エッセイとルポと旅行記を一気に読んだ感じがする。個人的には異文化に触れる感じとかがまんま旅行記のそれで、思ったより重くならず読みやすかったと思います。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「コオリオニ」梶本レイカ
今年読んだ中で一番関わりたくないキャラクターたちでした。あんまりにも自分の感覚とかけ離れたサイコパスっぷりに素で怖くて、でも、物語自体のパワーにぐいぐい引っ張られて、あっという間に読み終わってしまった。なんか悔しい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「こども・おとな」福島鉄平
すっかり忘れてしまっていたあの頃、小学生だったころの匂いとか、空気とか、気持ちとか、自分の中で言葉にできなかったよくわからない何かも、全部がぶわっと目の前に現れる。追体験とかそういうんじゃなくて、確かにあの頃あったものなんだ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「なでしこドレミソラ」みやびあきの
地味な自分から変わりたくて高校デビューした女の子が、和楽器の音に惹かれて津軽三味線を始める。新しいことを始めるワクワク感が伝わってきて、ついつい徹夜しちゃうところとか、いいな、と思う。あと、音の表現が素敵ですね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「爆球連発!!スーパービーダマン」今賀俊
Kindle版のセールに釣られて。小学生のリアルタイムで読んでいた世代ですが、アラサーの今になっても内容全部覚えてた。思い出補正もあるかもですが、ホビー漫画として本当によくできていて、今読んでも全然色あせていない。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
Kindle化が昨年の話なので若干波に乗り遅れた感ありますが、まとめ買いから一気に読んでしまったし、今年のうちにちゃんと面白かったと発信しておきたい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「ライアーバード」脇田茜
子供の頃に出会った喫茶のマスターの音に惚れ、ずっと練習をして何度も喫茶に通い詰める青年、ヨタカ。マスター以外の全てを捨てようとする彼が、天才少女コトと出会う。彼の焼き付くような嫉妬と、激しい焦燥感、それでも手を伸ばそうとする姿が良い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「レディ・ハニカム」桂明日香
ハニカム従業員、ホテルでバイトする。相変わらずのハニカムメンバーで最高でした。そう、このいつも通りがずっと欲しかったので、久々の新作がとても嬉しかった。もー、御手洗くんと鐘成さんの相変わらずのやり取りとかニヤニヤするしさぁ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「私の少年」高野ひと深
家族でも、先生でもない聡子と真修の関係は、深くなればなるほどに危うさが増していく。サッカーの練習や、一緒にお寿司を食べにいったりするのも、悪いことをしているわけではない。でも、ふと外部から指摘されたときにヒヤッとする。少し、怖い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「咲いたコスモス コスモス咲いた」帯屋ミドリ
クラスの女子と二人だけで放課後勉強をするなんて、オレの青春にはなかったぞ、おい!基本ニヤニヤしっぱなしですが、順調に集中力が堕ち続けるタムラくんの、最後のコマの「ぐしゃ」からどう繋げるのか気になるところ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「たゆたう種子」中睦なか
表紙買いして当たりだったBL。生物教師が好きでわざと補習を受けている優等生と、生物教師に興味を持って自主受講している子と。同じ男が好きな二人の男子が、最初は仲が悪いけど、少しずつ馴れ合っていく関係が好き。2面性のある教師の雰囲気も○。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「Cl 1 / 菜園モノクローム」水谷フーカ
黒と黄緑の2色刷りの、日常の話。日常の話なんだけど、異色があることで周囲に立つ波紋と、そばに居てくれる友達、その空気感が好きかもしれない。収録されるもう1編も澄んだ空気を感じる。水谷フーカファンのみならずオススメ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
どうでもいいですが、今挙げた3作はペプシあずき味などの冒険心あふれる系清涼飲料とかお菓子が出て来る共通点があります。特にClは飲料系特化で、バリエーションの豊富さも楽しみの一つだかんな。
BL描写もないので、ぜひ手にとってほしい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「銀のくつ」四宮しの
BLなのかな。お母さんが息子のジュンくんの前でも、常に鳥のきぐるみをかぶっている、そんな不思議で訳ありの家族のお話。でも、そんな一家を周りの人達はたぶん理解してくれて、ジュンくんを見守りながら、普通に接してくれる。優しい話。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
銀のくつは続編?というか過去編で、どうしてそんな風になったのかが語られるみたいなので、そちらも楽しみにしてます。
作中で明言していないので、途中まで男性か女性かどっちかわからず読んでた。読み終わってから帯に書いてあることに気づきましたが。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「小松田くんは謝らない」雨宮もえ
わかってもらえないと我慢してしまっている子供たち。一人は優等生で辛くても家事も全部自分でして、もう一人は虐待され、学校でもいじめられ、言い返そうとなにも変わらないと絶望した子。そんな子供たちが「自分を守る」ことと向き合う話。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
表題作に限らず、どの話も「認められる」ことと向き合う話なのかも。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「夫の事情妻の秘密」青
スパイ家業の夫ミシェルと、どう見ても家政婦にしか見えないが妻であるココ。まぁ、ココもミシェルの実家に使える暗殺者の一族であるが、夫はそれを知らぬまま、なんだかんだでココのことが気になりだし、ラブコメじみてくるのが大変かわゆうございます。
これに限らず、2016年は自分が目をつけていたpixivで漫画描いていた人が軒並み連載へ行ってしまって寂しいやら嬉しいやら。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「花嫁と祓魔の騎士」石原ケイコ
17歳の誕生日にメフィストに娶られる運命にあった少女を、12歳のショタっ子天才エクソシストが横取り、そのまま妻に。花ゆめ伝統芸能のおねショタの良さをふんだんに盛り込み、お互いに対等にあろうとする関係性が好みです。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「トライボロジー」石田拓実
ガチの工学部材料系の研究室恋愛物語。ちょー、野瀬ちゃんが良い子すぎてまさかの展開でもって完結しよったけども、このカップリングはむしろ僕好みで大変結構。あとさ、後岡くんが可愛すぎるしこの子も良い子なの。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
あと、昨年の俺マンにもあげておきながら、今更タイトルの意味をググったら、とっても工学的なタイトルで上手いこと付けてるなーと感心した。(むしろAmazonでトライボロジー検索すると教科書出て来るしの)
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「今日の婚のダイヤ」草川為
今日の恋のダイヤで武士子さんに敗れた、のぞみちゃんが2年越しの主役に。デートで宝くじ買う論外な男で、好みでも全然なくて、顔もへのへのもへじなのに、惹かれてしまう自分自身に戸惑う百戦錬磨のぞみさんのギャップが可愛すぎませんか。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
婚のダイヤは、のぞみさんも、久慈さんも相手のことが好き好きすぎて、見ていてほんにニヤニヤする。結婚してからも、まだまだ好き好きが強まっていくの、良い。
非常によくまとまった1冊なので、オムニバスの「今日の恋のダイヤ」と合わせておすすめしたい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「花やなぎ」朝海いるか
今年読んだ新人漫画家の中で一番注目している人。表題作の花魁モノが特に好き。舞台背景としての「花魁」がしっかり抑えられていて、全体として引っかかりなく安定した作品になっている。みずみずしさ以上に、その背景を抑えた作風に今後も期待したい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「恋だの愛だの」辻田りり子
かのこ様シリーズ完結!「ばっかじゃなかろうか」の声のもとに、フィクサーとして暗躍する方を選んできた、かのこ。ついに、椿くんの隣に立つことを選んだ。中学生編からようやく椿くんの片思いが通じて、本当によかった。おめでとう椿くん。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「隣に立ちたい」という対等な関係はいいぞ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「リボンの武者」野上武志/鈴木貴昭
ガルパン贔屓がすぎるかな、と思いつつも上げる。だってさ、逸見エリカですよ?逸見エリカがあんな戦いを、新しい黒森峰の戦いをするんですよ。すっげえ熱いじゃないですか、ねぇ。
2016年はガルパン漬けな1年でした。Twitter上ではゴジラとガルパンとラストゲームの話しかしてなかったらしいですし。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「スペシャル」平方イコルスン
隠れて豆食べる子と抓る子が好き。なにアレ。よくわからないスペシャルな感じのアレな子らが、相変わらずのイコルスン節でしゃべくらかすの最高じゃないですかぁ、よくわからないけどさ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「バタフライ・ストレージ」安堂維子里
人が死ねば蝶になり、正しく蝶を保存すればずっとアップデートされない死者と一緒に入られる世界。だからって、ガンガン撃ち殺されすぎな感はありますが、だからこそ蝶自体への禁忌性が強く、主人公もそのあたりとち狂ってて良い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「理想的ボーイフレンド」綾瀬羽美
親友のためにこっそり憧れの先輩を諦めようとしたところで、低血圧な感じに恋愛とはなんぞやな男の子に助けられ、嘘カレカノをすることに。でも、そうするうち、本当に彼のことが…。という話で、僕の好みな低血圧男子なんで大変好みです。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「僕と君の大切な話」ろびこ
とな怪よりアホ度が上がってる感じですが、駅での電車待ちの時間に女って…、男って…、という哲学的な問をするだけ。こういうよくわからない問答を続けることに意味がある。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「木陰くんは魔女」小森羊仔
スーパー自己中な女の子ユメちゃんが団地の屋上に済んでいる魔女の木陰くんとこへ遊びに行く話。のほほんとした話に見えて意外と…。ユメちゃんは実は…ですし?最終的な結末は意外だけど、ちゃんと決断に対しての「お母さんごめん」があるのは良い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「八雲さんは餌づけがしたい。」里見U
アパートの隣に住んでいる未亡人が、育ち盛りの野球少年の晩御飯を作るお話。哀愁漂う未亡人も、野球少年の聖なるパワー、流れるようにご飯を食べつくすエネルギーに、憂鬱な気分も吹き飛ぶ。美味しそうにガウガウ食べる子可愛い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「moon river」本郷地下
吸血鬼と、彼に同じ時間を生きようとして失敗した青年。そう、一度失敗した青年のもとに、吸血鬼がまた帰ってきてしまった話。吸血鬼の彼とは生きる時間が違う。これは生きる時間の違う二人への答えの一つ。
なんか2016年は不老不死と、そうでない人との関わりの物語をいっぱい読んだ気もする。個人的にそういう話が好きなのもありますが、アタリをいっぱい引いたな、と。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「ピグマリオ」和田慎二
今年、ついに読みました。王道の中の王道を往くファンタジーであり、大事なものが全部詰まっている。強大なメデューサと戦うクルトの勇気、レオンやギルガドールとの友情、二人のオリエとのロマンス。言葉を尽くしても語り切れない。ただただ面白かった!
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「アガルタ」松本嵩春
9年ぶり。もはや、ストーリーもキャラクターも全て忘れ果てていた。だけれども、そうなんだよ、これが読みたかったんだ。少年と少女と荒野。これ以上に素晴らしい組み合わせがあるだろうか?
完結するんだぁ、という安心感からか、まだ完全版2巻までしか読んでない。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「てるてる天神通り」児玉樹
今年始めて読んだんですが、幼なじみものだし、昔の約束守るためだし、三白眼な男の子だし、最高でした。天神通りの商店街で起こるあれやこれやの騒ぎを、町内会長バッジでを通してドタバタ解決!こういうドタバタ感が好きで好きでたまらんですよ。
こういうドタバタの雰囲気自体が少年エースの持ち味の一つ。大事にしていきたい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「ヨルとネル」施川ユウキ
怖かった。全体通しては、実験動物として逃げ回る小人二人の日常4コマではあるし、小人になってケーキ食べたいとか全人類の夢もあるけど、それでもどうしても行き着く先が辛い。でも、面白いんだよなぁ。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「鉄仮面のイブキさん」市川和馬
完結!ラスト、思いっきりラブの方へステータスを振ったけど、いやそりゃあ、こんだけ隣の席同士でイチャイチャしてれば、まぁ、表情の見えないイブキさんの気持ちだって、さ。まぁ、ニヤニヤするよ。あとイブキパパが最高に楽しいし可愛いです。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「200年の夜と孤独」松田円
不老不死の吸血鬼の独身女性の夜のコンビニバイト4コマ。moon riverとか兎が二匹とかみたいな不老不死とそうでない者の物語に対して、こういうゆるやかに過ごして、日常のちょっとした楽しいことを糧にする吸血鬼がいてもいいじゃない。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「ななしのアステリズム」小林キナ
百合三角関係から、男の子二人を巻き込んでの多角関係へと発展するラブコメ。この物語にはたぶん、正解はないと思う。逃げることも、黙っていることも、動くことも全部不正解ではない。だけど、たぶん三人娘の友情だけは信じて欲しい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「おとなりコンプレックス」野々村朔
幼なじみの真琴(♂)とあきら(♀)。外から見ると性別が逆に見えるから、よく間違えて告白される二人。真琴はあきらのことが好きだが、一方であきらは真琴のことを恋愛的に意識したことがない。そんな二人の振り回され系、恋愛譚。
2016年は幼なじみものいっぱい読めて幸せでした。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「スピリットサークル」水上悟志
過去編の物語上の不連続性を逆手に取り、過去生をメインの話として重みを付け、現在をそのつなぎとして、全ての物語を収束させた逆転の発想だと思う。そして、現在の風太と鉱子の物語は、たぶんまだこの先があるんだよね。
「惑星のさみだれ」でその後をしっかり描くスタイルをとっていたのもあって、ラストがあっさりなのは以外でした。ただ、スピサに関してはそれでよかったかな、とも思います。過去生の呪縛から離れ、彼ら自身の現在を生きるんだから、この先はどうなるかはわからない、というのも粋じゃないですか。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「戦国妖狐」水上悟志
これ以上ないくらい戦国妖狐らしい熱いラストをもって締めくくられました。この熱量こそが戦国妖狐だよ。そして、戦国妖狐は最初から散人左道や百鬼町とリンクする物語でもあったから、ちゃんとその後の中で後の作品へと通じる子らが出て来る。良いよね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「ミッドナイトブルー」須藤佑実
過去と今とを行き来する短編集。前にも言ったけど表題作が好き。約束の2日後に事故で死んだ彼女の幽霊と、2年ごとに再会する。ずっと変わらない彼女と、2年ずつ年をとっていく彼ら。切ないけど、何か残る救われた気持ちが好きかも。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「クミカのミカク」小野中彰大
呼吸だけで食事の要らない星の人、クミカさんが地球へやってきて、あれやこれやと甘いもの、辛いものなどなど美味しいものを食べまくる。クミカさんの御飯食べるときの幸せそうな顔、かわいいれす。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「セキガハラ」長谷川哲也
真田丸面白かったですね。今年こそは西軍、あるいは大阪方が勝つと思ったんですけどねー。それはさておき、セキガハラは石田三成が勝つよ。家康も勝つけど。とにかく、スーパー戦国武将大戦セキガハラは史実と関係なく大団円で幸せに終わりましたとさ。
頭の悪さに関しては2016年ベストでした。なんだかんだで、セキガハラの戦い自体も熱い展開で楽しかったですし。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「シンデレラと5つの魔法」箱知子
5つの童話シリーズの最新作。童話の世界を違った視点・解釈から描き出す童話オムニバス。シンデレラや、赤ずきん、美女と野獣の退治される彼らも含めて、みんなが幸せになれる。とても優しい良作です。
同作者の「ラプンツェルと5人の王子」「雪の女王と5つのかけら」と合わせて3部作になっているので、ぜひ3作とも読んでいただきたい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「結んで放して」山名沢湖
かつて同人誌を作っていた人へ。あの日話した4人、今でも漫画を描いているのは一人になってしまった。でも、あの時間はなくなったわけじゃないし、やめてしまった彼女たちになにも残らなかったわけじゃない。ラスト、ルリさんの話にはぐっときた。
以下、別口でつぶやいていたもの。
結んで放して、読了。同人誌、創作をやっている人と、今は少しはなれている人へ。あの頃の、楽しかった、充実していた時間が嘘になるわけじゃなくて、少し放していたものが、ふとしたことでまた結ばれる。そんなオムニバス。
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月11日
就職、転勤、結婚、出産、育児、あるいは親のこと。いろんな形で周りが代わり、否応なしに同じ熱量をかけれなくなった私達の物語なんだよね。だから、また「やめる」と言えたあの子や、また結べたルリさんとぷーすけさんの話がとっても嬉しいと思える。
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月11日
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「あかいろ交差点」ひのなつ海
運命の赤い糸が見える女の子。運命を決められることを嫌がり、自分の指に結ばれた彼と距離をとっていたけど、彼にも糸が見えるように…、という話。ツンケンするわけだけど、のほほんな彼に毒気を抜かれて、ちょっとずつ惹かれていくといいな。
赤い糸の装丁も面白かったですね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) 2016年12月31日
「パールガーデン」萩岩睦美
人魚の少女が自分の父親を探して旅をする。お供は海に転落してきたイケメン結婚詐欺師と、スリの少年。3人がロンドンを舞台に、事件に巻き込まれながら(抱えられて)走り回る。今年出た完全版描き下ろしの、みんな幸せにテーブルを囲む団欒が素敵。
以下、俺マンで投稿しなかったけど、あとから思い出した追加分。
「かんぺきな街」売野機子
本棚の後ろの方に入れていて、俺マンに上げるの忘れていた。人の投票を見ていてあとで思い出すパターンす。
失業中の男がたまたま拾ったテストの答案用紙から、いろんな人の生活が浮かんでくる。言葉選び、するっと手からこぼれていくようなキャラクターによって浮き上がってくるストーリー。この読み味は売野機子だけのもの。
まだ単行本読めてないですが、アワーズGH本誌で追いかけていました。
ここまでのライバルたちとの戦いを経て、大きく成長を遂げたミツルさんと、彼を指導し、見守ってきたドラエさん。そのドラエさんの目に映る姿が眩しくて、胸が熱くなります。ラストにかけての盛り上がり、堪能させていただきました。
こちらもアワーズ本誌で連載を読んでますが、今年はちょっとやばかったっす。展開的についに律ちゃん先輩が自覚し、宇佐くんとの中が…?という話ですが、破壊力がやばかった。今回あげてないですが、恋愛ラボの方もヤッバイので、合わせて読んで足バタバタさせましょ。
「駄能力JK成毛川さん」菅森コウ
獲る猫先生のTwitterで宣伝を代行してもらっているこの人は一体…。
妖怪ちんげチラシという能力からしてポンコツな成毛川さんと、その他やっぱりポンコツな女の子たちが繰り広げるラブコメ。あ、だめだこりゃな感じ満載で、昨年の惰性67パーセントと並べておきたい漫画。
「服を着るならこんなふうに」縞野やえ/MB
ファッションとは?な僕らへ。徹底的に優しくて良い子な妹が優しく優しく指南することで、僕らのファッションへの恐怖心を上手く払拭している。実際、僕らレベルのファッション知識の人へ手取り足取り教えてくれるので、入門書として非常に有用ではないでしょうか。僕も、なんだかんだで昨年は無地Tシャツ買ったりしましたし。(自分のファッションがこなれたとは言っていない)
未単行本化
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
ここからまだ単行本出てない、来年の期待作ね。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「サバゲっぱなし」坂崎ふれでぃ
サンデーGXの期待の新星。サバゲにはまったお嬢様がワイルドに屋外、室内などなどでBB弾を撃ちまくる!画面のそこかしこに描き込まれた遊び心が楽しいので、単行本でじっくり眺めるのが楽しみ。
ハイテンションなお嬢様を、諸先輩方がじわじわと沼に引き込む話。ハマりそうな初心者をどの手で籠絡するか、という他ジャンルでもあるあるな考え方とかもあり、まだサバゲ興味ない人でもオススメ。上でも述べてますが、画面内に詰め込んでネタを仕込みまくっているのは楽しいので、サバゲ関係なく楽しんでほしい。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「なぜだ内藤」赤のキノコ
最高ですだ。これまたpixivから連載へと召し抱えられてしまった。好き好き全開で結婚してくれ言いまくる内藤と、ブレずに常にNOを突きつける伊藤のラブ?コメ。どうあがいてもNOしか出てこねぇけど、最高にツーカーで嘘だろ内藤ですだ。
無茶苦茶テンポいい。内藤が告白して、即伊藤がNOを突きつける定番パターンがザクザク決まるのほんと楽しい。あと、作中で内藤伊藤ともモブで、他に「~藤」のついたリア充のヒーロー・ヒロインがいたりするのも面白いかも。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「和泉さんはわりと魔女」雪白いち
マグコミ(Beat's)で連載が始まったスクエニの匂いを残す現代ファンタジー。和泉さんを育ててくれた魔女の遺品を元の持ち主へと返しにいく話。和泉さんと一緒にきてくれる同級生の男の子椎名くんが恋する男の子で大変良い。良いよ。
絵柄なのか、トーンワークなのか、キャラクターなのか、それともストーリーラインなのか。どこが、と聞かれると苦しいが 、昔のエニックスの残り香を感じる。Gファンタジーとか、ステンシルの雰囲気?もっというと、藤野もやむ先生とかの雰囲気。
和泉さん自身はぽややんとした無表情娘で、育ててもらった魔女がなくなったときに泣かなかったことから、自分には感情がないと思っている。けど、遺品を届けるときに付きそう椎名くんからすれば、感情がないようには見えない。そんなお話。
あと、椎名くんがはたから見ればわかり易すぎるけど、和泉さんは全然わかってない感じとか、ふたりとも可愛すぎて可愛すぎて。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「恋愛感情のまるでない幼馴染漫画」渡井亘
pixivとかで公開されていた表題のイラストが連載化。これまた最高なんすよ。ナチュラルに距離の近い幼なじみなんですけど、恋愛感情がない(はず)なので普通にくっつく。くっつくの。イイよね。(雑
個人的に、かわいい女の子とかわいい男の子がなちゅらるに距離が近い感じが好きでして。ラストゲームなんか、柳くん普通に九条さんの頭に手をおいたりするじゃないですが、あれですよあれ。本作はそのあたり、とても距離が近いので見ていて最高です。そんでもって、一応ふたりとも恋愛感情がないことになっているのも、良い。
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「超人ロック50周年記念トリビュート」
来年、2017年は超人ロック50周年!それにあわせて先月のYKアワーズ本誌から超人ロックトリビュートが始まりました。先月の新撰組、今月のロックにフラれた女子会&悪役会のどちらも面白かった!来年も豪華作家陣で非常に楽しみ。
今年2017年は超人ロックイヤーですからね。まだ超人ロックを読んでない人も、読んでいたけど離れていた人も、みんな超人ロックを読もう!
1月号はまさかの超人ロック×新撰組。誰がこの組み合わせを思いつくだろうか。でも、それもありえるという、ロックの世界観(というか能力)の懐の深さよね。
2月号の女子会&悪役会はどっちも小ネタが盛りだくさんでして、ある程度作品を追いかけている人間からするとゲラゲラ笑けてしまうので、特に長年のファンの方にはトリビュート読んでほしい。
ここから追加分。
「ゆくゆくふたり」タダノなつ
ちょこちょこTwitterやpixivで話題になっていた、創作男女の恋愛ものイラストの方。
まだ始まったばかりですが、ほのぼのカポー描かせたらこの人、強い。このねー、なんというか、カップルのよくわからないいちゃつき具合が見ていて語彙力がなくなっていく感じに、はぁ…、好き。
「おとぎ話バトルロワイヤル」稲空穂
元々はおとぎ話の主人公たちが可愛らしい絵柄で武器を構えているイラストが元になっていて、そこから発展して今回の連載へ。まだまだ始まったばかりで、どうなっていくか未知数だったりしますが、オエビ(言い方古い?)とかで投稿されるイラストの発想力というか、そういうとこの多彩さが上手く噛み合うといいな、と思います。
【新連載スタート】「Lily lily rose」(紺野キタ著)第1話公開! 美しい庭のある屋敷で、閉ざされた少女の心に光が差す――。優しさ溢れるファンタジックストーリー開幕! https://t.co/eQziFApMBq #Lilylilyrose pic.twitter.com/UymqPWzhI8
— デンシバーズ編集部 (@denshi_birz) 2016年12月2日
「Lily lily rose」紺野キタ
紺野キタ先生の新作はデンシバーズ連載。
母を亡くした凛々が、母と双子の、のばらとその同居人の真耶と暮らし始める。紺野キタ先生によって描かれる儚い空気のもと、新しい家族はどう暮らしていくのか。まだ1話が始まったばかりですが、期待して待ちたいところ。
殿堂入り
#俺マン2016
— くれろら (@kuro_rabit) December 31, 2016
「ラストゲーム」天乃忍
柳くん、九条さん、おめでとうございます。これ以上ないくらい、ぜーーんぶラストゲームのシーンを描き切りましたね。告白、ちゅー、デート、結婚式、そして夫婦生活の1シーン、そして…。もう好きを言いたい気持ちが溢れて止まりません。本当に大好き!
そういえば、年末の某ニコ生企画の延長枠で話していたんですが、人の言葉を借りるなら、ラストゲームは「AED」なんですよ。普段仕事で疲れて散々な日があったりして、心が死んでるときがあっても、ラストゲームを読んでいると、死んでいた心も一気にバックバック動き出して、顔は緩み、明日からも頑張れるってなる。
それくらい、ラストゲームに依存していた数年でしたが、ここからはまた新しくラブコメ分を補給しないといけませんし、今年はどんどん新しいラブコメ発掘して、積極的に摂取していきたいですね。
まとめリスト
No. | タイトル | 作者 | |
1 | 魔女くんと私 | 縞あさと | 1位 |
2 | AIの遺電子 | 山田胡瓜 | 2位 |
3 | 味噌汁でカンパイ! | 笹乃さい | 3位 |
4 | 取水塔 | 粟岳高弘 | 4位 |
5 | 兎が二匹 | 山うた | 5位 |
6 | 青春しょんぼりクラブ | アサダニッキ | |
7 | 王子が私をあきらめない! | アサダニッキ | |
8 | 魔女の森 | 狐面イエリ | |
9 | 春の呪い | 小西明日翔 | |
10 | 平和な学校 | D・キッサン | |
11 | ウサギコットン100% | TONO | |
12 | SEVEN EDGE | やまむらはじめ | |
13 | おとの教室 | やまむらはじめ | |
14 | であいもん | 浅野りん | |
15 | 金の国水の国 | 岩本ナオ | |
16 | 猫瞽女 | 宇河弘樹 | |
17 | ぱわーおぶすまいる。 | ウロ | |
18 | 古見さんは、コミュ症です。 | オダトモヒト | |
19 | 星野、目をつぶって。 | 永椎晃平 | |
20 | かぐや様は告らせたい | 赤坂アカ | |
21 | スローモーションをもう一度 | 加納梨衣 | |
22 | 箱入りドロップス | 津留崎優 | |
23 | 初恋ゾンビ | 峰浪りょう | |
24 | 天野めぐみはスキだらけ! | ねこぐち | |
25 | 月曜日は2限から | 斉藤ゆう | |
26 | 哲学さんと詭弁くん | 里好 | |
27 | 踏切時間 | 里好 | |
28 | ゲームやるから100円貸して! | ナカノ・ザワ | |
29 | 憂鬱くんとサキュバスさん | さかめがね | |
30 | マーチャンダイス | 大石まさる | |
31 | グッバイエバーグリーン | せきはん | |
32 | のーどうでいず | せきはん | |
33 | はてなデパート | 谷和野 | |
34 | 女の子は余裕! | ひかわきょうこ | |
35 | ヤギくんとメイさん | びっけ | |
36 | 極彩の家 | びっけ | |
37 | 王女の条件 | 磯谷友紀 | |
38 | ジグソークーソー空想地図研究会 | 高舛ナヲキ | |
39 | ニュクスの角灯 | 高浜寛 | |
40 | レイリ | 室井大資/岩明均 | |
41 | 地底旅行 | 倉薗紀彦 | |
42 | さびしすぎてレズ風俗行きましたレポ | 永田カビ | |
43 | 僕が私になるために | 平沢ゆうな | |
44 | コオリオニ | 梶本レイカ | |
45 | こども・おとな | 福島鉄平 | |
46 | なでしこドレミソラ | みやびあきの | |
47 | 爆球連発!!スーパービーダマン | 今賀俊 | |
48 | ライアーバード | 脇田茜 | |
49 | レディ・ハニカム | 桂明日香 | |
50 | 私の少年 | 高野ひと深 | |
51 | 咲いたコスモス コスモス咲いた | 帯屋ミドリ | |
52 | たゆたう種子 | 中睦なか | |
53 | Cl 1 / 菜園モノクローム | 水谷フーカ | |
54 | 銀のくつ | 四宮しの | |
55 | 小松田くんは謝らない | 雨宮もえ | |
56 | 夫の事情妻の秘密 | 青 | |
57 | 花嫁と祓魔の騎士 | 石原ケイコ | |
58 | トライボロジー | 石田拓実 | |
59 | 今日の婚のダイヤ | 草川為 | |
60 | 花やなぎ | 朝海いるか | |
61 | 恋だの愛だの | 辻田りり子 | |
62 | リボンの武者 | 野上武志/鈴木貴昭 | |
63 | スペシャル | 平方イコルスン | |
64 | バタフライ・ストレージ | 安堂維子里 | |
65 | 理想的ボーイフレンド | 綾瀬羽美 | |
66 | 僕と君の大切な話 | ろびこ | |
67 | 木陰くんは魔女 | 小森羊仔 | |
68 | 八雲さんは餌づけがしたい。 | 里見U | |
69 | moon river | 本郷地下 | |
70 | ピグマリオ | 和田慎二 | |
71 | アガルタ | 松本嵩春 | |
72 | てるてる天神通り | 児玉樹 | |
73 | ヨルとネル | 施川ユウキ | |
74 | 鉄仮面のイブキさん | 市川和馬 | |
75 | 200年の夜と孤独 | 松田円 | |
76 | ななしのアステリズム | 小林キナ | |
77 | おとなりコンプレックス | 野々村朔 | |
78 | スピリットサークル | 水上悟志 | |
79 | 戦国妖狐 | 水上悟志 | |
80 | ミッドナイトブルー | 須藤佑実 | |
81 | クミカのミカク | 小野中彰大 | |
82 | セキガハラ | 長谷川哲也 | |
83 | シンデレラと5つの魔法 | 箱知子 | |
84 | 結んで放して | 山名沢湖 | |
85 | あかいろ交差点 | ひのなつ海 | |
86 | パールガーデン | 萩岩睦美 | |
87 | かんぺきな街 | 売野機子 | |
88 | ツマヌダ格闘街 | 上山道郎 | |
89 | 僕らはみんな河合荘 | 宮原るり | |
90 | 駄能力JK成毛川さん | 菅森コウ | |
91 | 服を着るならこんなふうに | 縞野やえ/MB | |
92 | サバゲっぱなし | 坂崎ふれでぃ | |
93 | なぜだ内藤 | 赤のキノコ | |
94 | 恋愛感情のまるでない幼馴染漫画 | 渡井亘 | |
95 | 和泉さんはわりと魔女 | 雪白いち | |
96 | 超人ロック50周年記念トリビュート | - | |
97 | ゆくゆくふたり | タダノなつ | |
98 | おとぎ話バトルロワイヤル | 稲空穂 | |
99 | Lily lily rose | 紺野キタ | |
100 | ラストゲーム | 天乃忍 | 殿堂入り |
あとがき
いやー、2016年も結構読みましたね。基本レギュレーションを考えず、2016年に読んだ面白かったものを片っ端から挙げていった形ですが、ベスト5に限らず全部面白かったですし、興味があるものはぜひ手にとってほしいです。
そんなところで、2017年も漫画の話をいっぱいしていけたらと思います。今年もよろしくお願いします。
俺マン2015 であげたあれこれ+α
あけましておめでとうございます。
昨年は色々と有志のイベントに参加して、マンガ的に一番充実していた1年でした。本年もたくさんマンガのはなししていきたいですね。(ブログももう少し更新しよう…)
さて、本題。
Twitter上の有志のマンガ企画 #俺マン2015 に参加してきました。今回は俺マンの個人的まとめと、上げ忘れたものを少しコメントしていきます。Twitterではコメントが思いついた順で投稿したので、今回はざっくり雑な分類で並べています。
俺マンについては以下をご参照ください。
目次
- 2015年ベスト5(新刊部門)
- 2015年ベスト5(既刊/続刊部門)
- 少年漫画
- SF/FT/すこしふしぎ
- 少女漫画
- 恋愛/ラブコメ/ニヤニヤ
- ドラマ/サスペンス/飯
- 部活/ホビー
- 時代劇
- コメディ/4コマ
ベスト5 × 2 + 次点71作 + 追加分6作 = 計87作
2015年ベスト5(新刊部門)
#俺マン2015 1位「MUJIN 無尽」岡田屋鉄蔵 昨年も上げたけど、むしろ、今年の連載は、父の死後また一段と成長を遂げた八郎と、あの沖田総司との対決など、一時足りとも目が離せない一年でした。それにしても、かつて見たこと無いほどに健康的な沖田だ。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
上半期の記事でも色々と話していますが、まー、これの熱量を超えるマンガは早々出てこないですよね。
#俺マン2015 2位「猫瞽女」宇河弘樹 とってもソビエトしている戦後ヤポーンの猫社会にて。三味線に仕込み刀で猫の瞽女、ロシア正教ぽい機密を操る行者の少女に、赤い世界革命の執行人が!それぞれの口上の格好良さよ!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
これも上半期に話してます。少年画報社の赤い漫画。2巻のインターナショナル唱和がやべぇ!
#俺マン2015 3位「バイナリ畑でつかまえて」山田胡瓜 Facebookや、ストリートビューといった2010年代のWebや、ガジェット、あるいは近未来のそれらを上手く作品の色付けに使い、それらが使われる日常の空気を切り取っている。2010年代の今しか作れないマンガだと思う。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
ITmediaで連載していたものがKindleで出版されてます。ITmediaといえば、山田胡瓜先生ってアフタ四季大賞作品とってらしたのは覚えてたんですが、ITmediaで記者されてたんですね。最近だと、Ponanzaの開発者の方と対談されてる記事もあって、そちらも面白かったので興味ある方は是非。
#俺マン2015 4位「駄目な石」平方イコルスン 日本語の語彙力が高いJK達の、なんか絶妙に外している感じの日常。楽園が掲載誌だけに、そこにほんの香る程度の恋愛がエッセンスとして加わっていて、ぼくの好きなツボを突いてくる。愛はな、いいぞ。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
「愛はな いいぞ」とか「このさみしさにはむくいてもらう」とか、好きな台詞も多いです。
#俺マン2015 5位「片想いフィーバー」桑佳あさ どいつもこいつも一方通行の全力片想いで盛大に空回りしていて、最高に可愛かった。2巻で完結なんてもったないじゃないですか!もっと読みたいです!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
今年のニヤニヤ漫画枠筆頭。もともとガンガン作家だけに、既存の少女漫画と少し雰囲気が違う。少年漫画というか、かつてのステンシルあたりの雰囲気?
2015年ベスト5(既刊/続刊部門)
#俺マン2015 1位「となりのロボット」西UKO 好きの近似値をロボットなりに探そうとするプラハを通し、僕の思考は様々な方向へ。"好き"って?人間とロボットの境界は?"意識"とは?自分なりの納得を探して、人工知能、意識の本や、それらを扱った物語に触れ、考える1年になりました。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
2014年出版の作品ですが、遅ればせながら1月くらいに読みました。たぶん、昨年一番影響を受けた作品で、昨年読んだSFは全てプラハを通して見ていた気がします。SF体験をより興味深いものにしてもらったと思います。
#俺マン2015 2位「月曜日は2限から」斎藤ゆう 4巻のラブ度たけぇな!なんて言っていたら、連載の方はその上を行く展開。それでも、相変わらずの悪友関係であり続けるこの二人が好きで好きでたまらないんですけどぉ!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
学年が上がって後輩キャラが出来きて、少しダレるかとも思いましたが、新キャラも上手く引っ張り回していて最高に楽しいです。
#俺マン2015 3位「ラストゲーム(&ドラマCD)」天乃忍 今年のラストゲームもやっぱり、柳くん九条さんが可愛すぎて悶絶しっぱなし。そこに初のドラマCDが投入。破壊力高すぎませんかね。柳くんのスク水属性とか、九条さんの「あーん」とか。明日への生きる活力そのもの。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
まー、ドラマCDはヤバかったですね。一時期、毎日聴いて脳がとろとろになってましたから。連載も佳境に入っていますし、真面目に今年辺りアニメ化の報が入ると思ってます。
#俺マン2015 4位「ピンポン」松本大洋 年末に企画でクロスレビューすることになって、初めて読みました。恐ろしく構成力が高くて、無駄が一切なくてスリムというか、筋肉質とでも言えばいいんでしょうか、そういう漫画ですよね。あとね、脇を固めるチャイナやアクマたちが最高の名優でした。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
ニコ生の某企画で漫画クロスレビューやったんですよ。それで対象作になったので、今回初めて読みました。まさかここまで強力な漫画だとは想像もしなかったです、はい。
#俺マン2015 5位「ファイブスター物語」永野護 連載再開時に既にわかっていたことではありますが、あれだけの設定、用語の山脈を脳内でひたすら新旧変換しながら読むなんて、今後も他の作品では味わえない最初にして最後の体験なんだろうなって。いやぁ、読者に練度求めすぎてませんかね?
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 29
なんだかんだ言っても、好きなんですよ。完結することはなんてないでしょうけど、自分の命数が尽きるまで追いかけますとも。
少年漫画
#俺マン2015 「恋情デスペラード」アントンシク 江戸×西部劇×義手乙女!世界観だけで最高に楽しいんですが、ござんす調でバインバインで賞金首の紋子がイイオトコを探して何千里?いいぜーたのしいぜー!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「もののがたり」オニグンソウ とある少女と、彼女を守る付喪神達、害なす付喪神を調伏する少年の物語。と言ってしまえば、ありがちかもしれないですが、そのありがちな材料でここまで格好良くできるものかね。画力、見得の切り方、1巻を導入とする構成力、どれも素晴らしいのだ。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「盤上のポラリス」若松卓宏、木口糧 離島に引っ越してきた少女との出会いをきっかけに、元気が取り柄の男の子がチェスを始め、世界大会を目指すように。今時分珍しい直線型主人公ながら、盤上に冒険譚を見出すその才能が光る。将来が、将来が楽しみすぎて妄想がはかどりますがな!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「アマデウスコード」東まゆみ×中西達郎 待ちに待った中西先生の新連載。が、残念ながら東先生の急病で3話目にして休載…。のみならず、CG背景から浮いた人物や、作画の崩れやら問題も多かった。でもね、ストーリー、台詞は間違いなく中西節!読んでるだけでテンションMAX!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
未単行本なので表紙画像代わりにナタリーの記事をペタリ。なんでかマグコミの方からはアマデウスコードのページが見れない…。一応、旧コミックブレイド公式サイトの方からなら読めます→コミックブレイド/アマデウスコード
#俺マン2015 「ib インスタントバレット」赤坂アカ 物語は終わらないことを選んだ。でも、ラストバトルは当初のヒーローと敵の物語へと収斂させる構成力、今期最高のヒロインたる古砂夢というキャラクターを生み出したことは、高く高く評価する。タイムトラベルの最高の使い方じゃないすか!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 まったく、■後も時空を超えて何度でも恋路を邪魔しにやってくるタイムトラベラーヒロインとかどういうことですか!(ネタバレのため黒塗り)
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
ミラクルジャンプで新連載も始まってますし、そちらも期待してます。
#俺マン2015 「桃源郷へようこそ」イダタツヒコ、水谷麻志 昨年の俺マンで知った作品。温泉旅館の女将は世界的につおい魔女で、主人公(♀)はそこに修行として中居になりにやってきて、そこで同僚の中居と良いバディになり、幾多の戦いをくぐり抜け、卒業していく。世界観ムチャクチャ、上等!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「宵街オーバーロード」イダタツヒコ、水谷麻志 同コンビの新作。かつて異世界とつながっていた商店街を舞台に、魔王の血筋の怪力ヒロイン、ソードマスターの幼馴染(♂)に、異世界から商店街征服にやってきた姫勇者のドタバタコメディ!ウハッ!次号で前作温泉旅館へ旅行!?
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
幼馴染ラブコメ成分もあってヨダレが出るわい。
#俺マン2015 「暗殺教室」松井優征 「僕のヒーローアカデミア」堀越耕平 どちらもカップリング厨にとって、今年本当にお世話になりました。一部で「132話ショック」と言われる渚カエのズキューンとか、轟くんと八百万さんほか期末試験のチーム戦などなど。いやー、ジャンプは良いよね。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
ごめんな、CP視点でしか見れなくて…。
#俺マン2015 「ワールドトリガー」葦原大介 「進撃の巨人」諫山創 ジャンプ購読していたり、1巻当時に読んだっきりだった2作ですが、今年になってイマサラナガラ追いつきました。正直スマンカッタ。どっちも作者がどこまで先を考えてんだ!すげぇな!と思う良い少年漫画ですね。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
あ、全然関係ないですが、那須隊の隊服見て「シリウスの痕」を思い出しました。
SF/FT/すこしふしぎ
#俺マン2015 「攻殻のパンドラ」六道神士、士郎正宗 ラスト、これ行くかー!あの難解極まりない士郎正宗世界観を完璧に御し、それでいて上手くデジタルのマンガとしての最高のエフェクトの数々を展開、ストーリーも熱いし、キャラは言うまでもなく可愛い!それをまとめきった六道先生に拍手!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
✕攻殻の ○紅殻の
#俺マン2015 「百万畳ラビリンス」たかみち ポータルとか、FPSネタ多くて楽しいし、よきバディものとして上手くまとまっていて、今年のマンガとしては上げざるをえない!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
2015年を代表する漫画のひとつであることは間違いないっす。
#俺マン2015 「放課後のミンコフスキー」帯屋ミドリ、青柳碧人 ひょんなことから4年後へタイムスリップしてしまった少女が。4年前に残していった友達、親子の関係と、2018年でできた友達との関係の間で揺れ動きながら、タイムスリップのキーとなる蜜柑を探す柑橘系青春SF譚。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「アトム ザ・ビギニング」ゆうきまさみ、カサハラテツロー このコンビでアトムの前日譚とくれば、面白いに決まってるじゃないですか。でも、これはアトムを始めとする対話できる、意志をもったロボットの誕生の物語。むしろ、アトム以上に面白いテーマになるんではないだろうか?
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「魔砲少女四号ちゃん」丸川トモヒロ ストパン、まどマギ、ガルパン以後の今、あえて魔砲少女を選んだこと。恐らく10年前のあの3話分が連載された当時ではできない何かをやってくれるんじゃないかと期待しています。あと、1巻のおまけで成恵ちゃんが出たのはうるっときた。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「乱と灰色の世界」入江亜季 どこか寂しさと、切なさをまとった最終巻。でも、ちゃんと乱が靴に合うサイズに成長してくれて、それが見れたことがとても嬉しい。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「世界で一番悪い魔女」草川為 今、一番花ゆめらしいファンタジーを描ける人っていったら、草川先生だと思うんですよ。本作もまさに花ゆめファンタジーであり、少し楽しい魔法が飛び交い、ちょっと可愛い使い魔、それにツーンとした教授(♂)と来て、完璧じゃないでしょうか。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「Aventura」翠川しん 待ちに待った6巻が発売!流れるように繊細な線と緻密な描き込みによって描かれる魔法学園と、そこを舞台にルーウィン達生徒が走り回る冒険譚。これこれ、このファンタジーを待ってましたってね。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「魔女の森」狐面イエリ 「とつくにの少女」ながべ 今年のガーデンはこの2作の新規連載と、まほよめが揃ったことで雑誌としてひとつ方向性が見えたような気がします。やっぱこういうコレだと思う作品を見極める眼については、マッグガーデン編集部は信頼できるよなぁ。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
とつくにの少女はまだ単行本が出てないので作品HPをば。
#俺マン2015 「NOIRSTORE BOOKSHELF」黒井もやもや Kindleから1作。フルカラーで描かれるちょっとわがままで世間知らずな女の子の物語。名探偵ホームズくらいのケモノレベルなんですが、キャラ造形が恐ろしくツボ。ノワちゃんかかかか可愛い!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「坂の上の魔法使い」明治カナ子 いつだったかの俺マンで知ったBL。魔法使いリーと、彼が愛した王の忘形見のラベルの物語。ぼくとしては、最終巻で王とリーが再会する場面、「ここにきて ついに 主従を越え …対等になれたな」この台詞のシーンが一番好きです。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「一変世界」明治カナ子 同作者の今年の新刊。坂の上の魔法使いもそうでしたが、絵柄も相まって独特な魔法世界になっていますよね。どこか、狂気をはらみつつ、死と信仰がない混ぜになったような。あんまり読んだことのないファンタジーだなと。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
こっちは非BLですので、坂の上の魔法使いがBLということで避けていた方も読んで欲しい。これが当たるなら、是非坂の上の魔法使いも。そんなにBL描写はきつくないですし。
#俺マン2015 「楽園通信社綺譚 ビブリオテーク・リヴ」 「リプライズ」/佐藤明機 過去作の再販、再録?になるわけですが、まぁ、僕の好きな絵柄、デザインってこうよね!物語もまたむちゃくちゃで大好きですが、絵を見てるだけでワクワクしちゃうし、楽しいのだー。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「いないときに来る列車」粟岳高弘 昨年のたぶん惑星といい、昭和な中学生とふんどしと謎科学世界に定評がある粟岳先生ですが、こちらはその少し不思議な世界に、ちょっとだけディティールと、繋がりをもたせた連作になっています。これ、とてもSFしていて好きっす。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「スクールアーキテクト」器械 ちょっと変な4コマかなって思っていたら、そのストーリーラインごとひっくり返され、あわあわとしているうちに1巻が終わってしまった。まって、まって、これ2巻どういう状態から始めるのさ!?どどどどどうなる!?
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「バベル式神ガール」おみおみ 巨大娘(神)が住まう部活棟で、神を鎮める(=一緒に遊ぶ)を部活動にしている「かみさま部」のドタバタ日常譚。前にも話したけど、シムシティ的なゲーム内に入った神様のスカートの中の宇宙観測によってシム文明を進めるエピソード大好きです。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
部活棟の中のごちゃごちゃ具合とか、植芝理一先生のディスコミが好きな人は当たると思うんですよ。
追加分。これも漫画クロスレビューで対象作になったので、昨年初めて読みました。
地震予知のために作られたロボット、ピッピと、彼と一緒に成長してきた開発者の息子、タミオ。地震予知も成功し、全ては順調に進んでいたが、タミオの死という入力により、ピッピの中にが変わった。人類の行く末、全ての結末を予測してしまったピッピと、それにより確定した未来へと歩き出してしまった人類、そして物語の裏側で蠢く何か。
進んだ未来を描くSFであると同時に、得体の知れない何かが急に出てきそうな、そういう予想のつかない、突然足元がなくなってしまうような、そういう不安がつきまとう。その感覚がとても面白い。
少女漫画
#俺マン2015 「魔法自家発電」谷和野 世界の切り取り方が上手いんだと思う。ハッとするような言葉選び、ファンタジーのように物語として現実を捉え、それらがコマの中に落とし込まれている。とても大切な物語。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「町田くんの世界」安藤ゆき 運動も、勉強もできるわけじゃないし、どこか要領が悪い町田くん。でも、彼は人のことが好きで、人の気持ちを汲み取れ、それを素直に行動に移せる。だから、みんな町田くんのことが好きなんだ。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「着るプラチナ-魔女のドレス-」黒井あがさ ウェディングドレスを作る(魔法はからきしな)魔女の女の子のお話。つまり、彼女が良い仕事をすれば、良い物語になるんですよね。それと、トーンの使い方、コマの割り方、画面に散る花や雫。とても流暢な少女漫画だと思います。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「マリーマリー」勝田文 森田さんとリタとミニ。画面のそこかしこに散りばめられた星のように光るセンス。煌めくようにリズミカルなストーリー。そして、つぶやくミニのキュートさときたら!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「演劇部の魔女と騎士」犬丸 線とベタだけでトーンもない、本当の白と黒だけの世界。それがとある女子校の演劇部の何年かを、時系列を崩しつつ、独特の雰囲気をもって切り取っている。漂う雰囲気がとても好きです。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「こいいじ」志村貴子 30歳から始める幼馴染ラブコメ。商店街の同級生たちが普通に結婚していたり、恋する相手は娘がいるバツイチになってたりする。それでも、回想の中と相変わらずまめちゃんが素直で、良い子なのが好き。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
2015年は志村貴子イヤーでしたね。
#俺マン2015 「おはよういばら姫」森野萌 とあるバイト少年が、バイト先のお屋敷で不思議な少女と出会う。少年と彼女"たち"との邂逅により、動き出す物語の結末はいかに。マイフェアネイバーの作者の次回作。まだ序盤ですが、その画力、テンポの良さは流石。期待値高めでいこう。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「トライボロジー」石田拓実 工学部材料系の学科で研究室の恋愛物。理系ものって色々あると思うんですが、女の子が「言ってることよくわかんないけど、理系な先輩かっこいい」じゃなくて、ちゃんと正しく工学部の学生していて、しかも、溶けている金属フェチまで持ってるの凄い。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「ボクを包む月の光」日渡早紀 ぼく地球本編で果たせなかった再会を今、ようやく果たすことができた。それも、その橋渡しをしてくれたのが輪と亜梨子の子供たち。よかった、本当によかった、って何度も言いながら読み終えました。ああ、ぼくの地球を守ってが好きでよかった。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「ブルー・サムシング」谷川史子 大事なものを忘れないでいる、そのことの切なさと愛しさ。ああ、好きだな、と思える良作の短編集。少し温かいものが残ります。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
追加分。雑誌で読んでいましたが、なんでか単行本は半年以上積んでいました。読むのがもったいなかったんですかね? 結局、今年の読み初めがこの漫画になりました。
ごきげんよう、が挨拶のお嬢様学校に通う少女たちと、先生方、家族や、友人、ないしょの恋人に、許嫁。友達と恋の相談をしたり、受験や進路に悩んだり、喧嘩をしたり、落ち込んで、仲直りをしたり。そんな日々が物語の終わりに、とても大切な思い出になる。そういう温かなお話。
清ちゃんを巡ってなんだかソリの合わない九条さんと平泉さんの小突き合いと、ちょっとした歩み寄り。喧嘩してしまった九条さんに清ちゃんが差し出した手と、仲直りの「踊っていただけて?」厳しくてちょっと怖い後城先生が卒業式で見せた笑顔。卒業式の後、清ちゃんと本八幡先生が交わすやりとりと、「ごきげんよう!」
どのシーンも、思い出とともに涙が溢れてきて止まりません。大切に、大切にしていきたい作品です。
恋愛/ラブコメ/ニヤニヤ
#俺マン2015 「塩田先生と雨井ちゃん」なかとかくみこ ヲタ恋もそうですが、pixiv創作男女タグでよく見かけた方の出版が今年も多かったですね。いやさ、なんといっても、マンガ表現が古き良きマンガなんですよ。絵柄も相まって、もうぼくこういう絵柄大好物!その上ニヤニヤとか!とか!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「オオカミ少年は今日も嘘を重ねる」namo 今年のニヤニヤ漫画のひとつ。三白眼がコンプレックスの少年が、好きな娘と普通に接するがために女装する。が、普通に女装もかわいいし、ニヤニヤさせて頂きました。というか、漫画における三白眼って萌ポイントなんで怖くないよー。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「はらほろキーパーズ」児玉樹 ゴーストスイーパー的なお掃除屋さんが事件を解決するという話なんですが、主人公×ヒロイン(=委員長)がまぁなんというかね、そう、最高なんですよ。こういう恋愛主題じゃないけど、カップリングがしっかりとしている作品は高く評価していきたい。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「りぶねす」堂本裕貴 なんだ妹漫画かーって見逃していましたがすみません!おっとろしく破壊力の高い幼馴染漫画だなんて知らなかったんです!これを昨年のニヤニヤ漫画募集に挙げれなかったことを後悔してます…。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「そこテストにでます!」長月みそか 好きな娘と同じ高校に…という夢破れて男子校。そんな男の子がバイトで塾の先生をやることになり、そこで元同級生、後輩、JSに囲まれ…。ハーレムなんてご都合で片付けたくなくて、どの子も等身大で恋に勉強に悩んで頑張るのを応援したい!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「少女素数」長月みそか 同作者からもう1作。前々から面白いと聞いていたのをようやく読みました。双子の女の子と、そのお兄さん、同級生の女の子、男の子のお話。思春期の、まだあどけなさの残る子たちの恋や、日常の心の機微を描き出す名作。ホントに妖精みたい。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
追加分。LaLa付録のドラマCDでラストゲームとうそカノが併録だったので、それをきっかけに読みました。LaLa購読勢なのにまだ読んでなかったとか…。
嘘の彼女から始まった関係も、ちゃんと結ばれたはずなんですが…。横槍をいれてくるヒロインの親友(♂)や、お姉ちゃん大好き妹と、その妹が好きなイケメンちゃんがグルグル回って、いい感じのラブコメしてます。
6巻の表紙を見てもわかるように、妹ちゃんと妹ちゃんが好きな時田くんの組み合わせが破滅的な可愛さでして、最近はそれを糧に読んでいます。
#俺マン2015 「青春のアフター」緑のルーペ 高校でのあの苦い思い出とともに文字通り消えてしまった女の子。あれから16年、あの子との思い出を大事にしながらも、前に進み、大人になった少年。同棲する彼女もできた。そんな所にあの時のままの彼女が現れた。未練と後悔の青春の後始末。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 (承前) 個人的には、やまむらはじめ先生の「まつりの季節」と同じ構図だと思っていて、あっちは果たせなかった青春への逆行を選ぶも、最後は悲惨な結末をもって綴じられる。緑のルーペ先生は、この物語にどういう結末を用意しているのか、恐くもあり、楽しみでもあり。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
追加分。昨年、西川魯介を読もう週間を実施したときに読んだ。といっても、ほかは蛙石鏡子くらいしか読めてないですが。
メガネフェチを煮詰めたような変態と、メガネが似合う先輩のラブコメ。ちゃんとメガネを超えて好き同士になれたのでハッピー。で、それ以外のコメディ要素がことごとくツボでして。メガネ先輩に好きな変態を取られた腹いせに、下駄箱に爆発物、校庭に地雷を仕掛けたり、鉄球のガトリングガンで撃ってくる同級生(♀)とか、色々と変人揃いな先輩方と、最高に楽しかったです。
#俺マン2015 「起きて最初にすることは」志村貴子 なんというか、くるよね。なにがとは言わないけど。しかし、この弟の思わせぶりな感じが全てラストに収束するのッ卑怯じゃないっすか?
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「さよなら恋人またきて友だち」yoha まさかオメガバースを扱った作品が出版されることになるとは思わなんだ。その複雑かつ欲情に塗れた設定を完璧なまでに組み込み、その上、ラストでクラスメイトとの和解と、ずっと思い続けてきた彼と結ばれる所まで持っていった構成力凄い。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
昨年のBL作品で一番おもしろかった。単行本の冒頭にカラーページでオメガバースの解説が載ってて力の入れ具合が伺える。オメガーバスについては、ネットだとpixiv大百科が詳しいかも。
ドラマ/サスペンス/飯
#俺マン2015 「いとめぐりの素描」青井秋 祖母の集めていた刺繍の教習布。様々な国、様々な人々の手を渡り歩いてきただろうその布たちの記憶を通して、3人の少女が描かれる。日本刺繍を継ぐ子、バレエの道を諦める子、二人のように才能もないことを思う子。それぞれが進む道を考える物語。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「愛すべき娘たち」よしながふみ クロスレビュー対象作で今年読みました。なんというか、ままならないものだな、と。親のよかれと思っての言葉や、ほんの一言が遠因となって、ああまで複雑になる。でも、その結末として雪子が母をちゃんと好きでいてくれることが救いだと思う。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「鵼の絵師」猪川朱美 描かれた人物は必ず死んでしまうという噂される普通の画家と、そこに持ち込まれる依頼。亡くなった人であればと引き受け、本人と見まごう肖像画と遺族が対面することで、別れを言えなかった悔いを晴らす、そんな話。少しだけ、人が前に歩き出す物語。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「玲瓏館健在なりや」冨明仁 クロスレビュー対象作。どこか抜けているエピソードがあるように思えた。でも、振り返ってみると、Fellows!時代に誌面を飾った1作1作全てが、玲瓏館を彩っていたのではないか?だから、取り壊される玲瓏館への思いが募るのかもしれない。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
あのころのフェローズの空気を構成していた1作であり、ほかのフェローズ掲載作すべてが玲瓏館の1エピソードだったのかな、と。
#俺マン2015 「人魚王子」尾崎かおり 今日買ってきて今読んだ。とてもストレートに表される嫌悪と感情が印象的なアメツキガハラとは対象的に、表題作の人魚王子が幼い拒絶を示した後に雨降って地固まったのは救いだと思う。少年少女の夜の冒険、それも誰かを助ける意味を伴うものって好きだよ。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
年末慌てて読んで慌てて俺マンにいれたの。
#俺マン2015 「兄妹 少女探偵と幽霊警官の怪奇事件簿」木々津克久 マーニーに引き続きサスペンスもの。こちらはどっちかというとサイコホラー寄り?蛍のハイスペックっぷりの推理の冴えも格好良いですが、絶妙なヒロインピンチ具合も良いエッセンスとして効いてますよね?(求む同意
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「ひとりごはん」 「みんなの食卓」 「思い出食堂」※アンソロジー 今年コンビニに寄る回数が増えたのはこのアンソロのせい。桑佳あさ先生、浅野りん先生目当てでしたが、どれもほっこり、そしてお腹が減る感じのお話で良い。個人的には浅野先生のお好み焼きの話が一番好きです。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
桑佳あさ先生の表紙はええのう。
部活/ホビー
#俺マン2015 「ガールズ&パンツァーリボンの武者」野上 武志、 鈴木 貴昭 ガルパンはいいぞと言わしめた原因のひとつ。ちゃんと、TV版本編のその後の話として、大洗女子の強さ、格好良さを描ききり、その上、タンカスロンという形で新たな戦車道の面白さを提示していて、本当に大好き!
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
ガルパンはいいぞ。
#俺マン2015 「あまんちゅ!」天野こずえ アニメ化も決まり、昨年ずっと楽しく読んでいたピーター編も9巻になりました。んで、今年は、こころ"くん"が確定し、僕の中に「ここピカ」というCPが植え付けられました。(あと、これは極々個人的な願望ですが、テコ×弟先輩来ませんかね?)
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「少年少女レアカード」山名沢湖 刊行タイミングがハイ休刊直後だったので、駆け足にならないか心配しましたが杞憂でした。ライバルとの対決、友情!それにキャラ☆ミュは楽しいんだって思える、次へ進める良いエンディングが見れました。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
追加分。那州雪絵作品は以前全て読み尽くした、つもりでしたが、天使とダイヤモンドは読んでなかったぽい。
子供のころ体の弱く運動もできなかった少年、大沢開が、従兄弟で昔「都立の星」のエースと呼ばれた新任教師、加野圭吾を引っ張り回して、野球部すらなかった高校で甲子園を目指す。主人公の開くんがまーたいい感じに図太い那州雪絵キャラでして、上手い具合に周りの人間を丸め込む様が小気味いい。
漫画としては、偶然も重なりあと一歩のところまでいくものの、甲子園にはいけないまま終わります。彼らを取材していたTV番組も「こうして三園高校野球部の夏は終わりました」と閉めます。ですが、「勝手に終わらせないでよ」「これからやっと夏休みなんだからさ」「練習はじめるぞ」と続いていくのが、とても”らしい”気がします。
その後にも妄想の膨らむ、良い野球漫画だと思います。
最終章「球場ラヴァーズ3-2 フルカウント」がまだ単行本出てないので、画像は最初の単行本で。YKアワーズの最新号にてシリーズ完結、しましたね。
少年画報社のもうひとつの"赤い"漫画。連載始まった当初から雑誌で読んでいて、途中とびとびに読んでて、話の内容がわかってない部分も多いんですが、大晦日にアワーズで読んだ最終話は、よかった。5章に渡り続いた中で、カープファンの辛い話、重い話、嬉しさが伝わってくる話、いろんな物語がありました。それが、最終話にしっかり込められていて、次シーズンも続いていく。そういうところは素直に好きだと言っておきたい。
時代劇
#俺マン2015 「PEACE MAKER 鐵」黒乃奈々絵 ガーデン創刊から、何年かぶりにピースメーカー読者に復帰しました。幕末、新選組の物語が悲壮感をもって加速しだす。このあとが怖い。そこに鉄之助がどう向き合っていくのか…。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
鉄…こんなに立派になって…。
#俺マン2015 「どらくま」戸土野正内郎 次期大河ドラマが真田丸っていうのを予想していたのかと思うくらい良いタイミングで真田漫画を持ってきた!こっちは異聞も異聞、人外じみたニンジャバトォル!大阪夏の陣を乗り切った真田家はこの先生き残れるのか!?
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
#俺マン2015 「口入れ屋兇次」岡田屋鉄蔵 無尽は史実に沿った大河ドラマとするなら、こちらは完璧な構成の時代劇でしょうか。NHKの木曜時代劇とか、そういう良質な2時間時代劇ドラマでも見終わったような、ほーっと息をつく読後感。時代劇としてこれ以上ないほど見事に結末をつけています。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
コメディ/4コマ
#俺マン2015 「私に見えない恋心」仙石寛子 ちょっと変な感じの恋愛短編集。そのちょっと変なところが好きです。個人的には姉にタイツ履かせる話と、遠距離彼氏との話を同僚とウダウダ言いながら吹き出し外で「このソース誰だよ書いたの」って言ってる話が好きです。ツボです。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「惰性67%」紙魚丸 駄目な感じの一人暮らし感はとても共感を覚えると共に、色々とアレで羨ましい。なんでぼくんちにはこういう駄目な娘が遊びに来てくれなかったんですかね。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
まさかの紙魚丸先生がヤンジャンに登場って、なかなか良い時代じゃないですか。
#俺マン2015 「チチチチ」クール教信者 成人ショタになっておっ■いにつつまれてしあわせになろう!性癖の発露と言って差し支え無いと思います。個人的には特に妹語録のおイカれになっている感じが大好きです。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「お尻触りたがる人なんなの」位置原光Z 駄目な石と方向性は似てるようで、ベクトルがよりシモの方向へ向いていて、これを読ませたら女の子に侮蔑の眼を向けて貰えそうな類のアレ。しかし…あかんて、この流れだとぼくがそういう漫画しか読んでないみたいじゃないですか。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
個人的には「駄目な石」とセットのイメージ。
#俺マン2015 「まとめ★グロッキーヘブン」みたおでん ラブコメ体質の父母を持つまとめちゃんが継承したのは父の"ラッキースケベ"体質。その体質が炸裂し、従兄弟のイケメン森島くんの股間にタッチ♪しかし、彼は母方のDNA"暴力ヒロイン"を継承していたのだった…。まとめちゃん死す!?
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
#俺マン2015 「まりあ17」むんこ なんとはなしに、連続で母娘もの。君の話を聞かせてよ→天皇賞の予想を話しだすまりあちゃん(17)の4コマ。ガテン系母ちゃんのもと、すくすくと育った良い子の話。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
4コマ枠その1。
#俺マン2015 「大正四葉セレナーデ」香日ゆら 父を亡くし、地方から父の友人の元へ引き取られ、女学校へ通うようになる少女のお話。主人公が割りと教養的にハイスペックであるし、父の友人夫婦とその息子、ご学友の皆さんとも良い人なので、不安なくのほほんと読めた。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 31
4コマ枠その2。
#俺マン2015 「つまさきおとしと私」ツナミノユウ としくん(妖怪)と長妻咲ちゃんが靴のつま先を切り落とすことで、世に継承を鳴らす漫画。咲ちゃんの狂気にゲラゲラ笑いながら読んでいたが、担当編集氏がやってる長妻咲公式Twitterの狂気の方がアレというメタ的にもゾッとする漫画。
— くれろら (@kuro_rabit) 2015, 12月 30
たぶん僕の投稿は関係ないでしょうが、これを投稿した直後(30日深夜)に公式Twitterの投稿があってゾッとした。
といったところで、まとめは以上です。これ面白そう、というものがあれば幸い。
3日で2015年面白かった漫画を一気に振り返って、疲れはしたものの、作者ご本人にも反応していただけたりとか、やりごたえがありましたね。2016年もこの調子でマンガの話でわいのわいのできたらと思います。
うちの漫画棚 2015秋モデルver.2.0
本棚整理しました。
まったりうちの本棚の話をするよ。
全体図
本棚は2つで、こっちがメイン棚。ロフトベッドの下に入るくらいのちょうど良い既成品が見つからず、ホームセンターで棚板と柱を買ってきて組んだやつ。角度と光の関係か思いっきりたわんで見えるけど、たぶん錯覚。
ここの蔵書はSF、ファンタジー、伝奇に中二ほか、好きなジャンルぶっこんだ感じ。あんまり出版社、作者順にこだわらず、ざっくりジャンルで並べてます。詳しくは後述。
もうひとつの棚は少女漫画中心。こっちは普通の90x90の組み立て式。メイン棚に比べて仕切りが多いので、部分的に作者棚が作れてる。これくらいの方が何を置くか、どう棚ごとのテーマを切るか、隣接させるかに色々と遊べて好き。
あと、最初の画像に出てた収納BOX3段と、物置に色々詰め込んでる。引っ越す前は壁一面本棚で、かなり自由に遊べたけど、今はスペースの制約もあって、もっと並べたい漫画はあるのを泣く泣くしまっている。漫画専用部屋欲しい。
以下、1段ずつ話していこう。
メイン棚 - (1) 中二棚
メイン棚の最上段。天井はロフトベッドの底。
愛する中西達郎先生のドリムゴードを中心に中二病ジャンルでくくっている。これを中二病でくくるなとお叱りを受けそうだが、SFでもファンタジーでも括りきれない俺の愛するこの漫画たちを表す近似値なんで許して下さい。
正直、ぼっち侵略とかアリスと蔵六、2列目に隠れているガンダム漫画なんかは、SF棚へ置きたい気持ちもあった。スペースの都合でSF棚に置けなかっただけで、SF棚の出張所的な意味合いも強いが、中二病括りでも間違っちゃないつもり。
この棚で一番気に入ってるのは、王ドロボウJING→中西達郎→ib→ストロボの並び。 この並びだけで今年一番の出来の本棚だと思う。
蔵書メモ:
ひとりぼっちの地球侵略/王ドロボウJING/ドリムゴード/CROWN/パラドクス・ブルー/ib-インスタントバレット/ディス魔トピア/アリスと蔵六/デビルチルドレン/惑星のさみだれ/ガールズ&パンツァーリボンの武者/月見月理解の探偵殺人/ブラパ/デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション/ジョニー・ライデンの帰還/ギレン暗殺計画/アウターガンダム/ムーンクライシス/Reon/サンダーボルト/クロスボーンガンダムゴースト/機動戦士ガンダムTHE ANTHOLOGY/ダブルフェイク
メイン棚 - (2) SF棚
今、画像見ていて思ったけど、 SFというか夏を感じさせる漫画が多いな。
四月八日のまえがきに→トコの長い午後→レッツ☆ラグーン→片隅乙女ワンスモア→百万畳ラビリンス→粟岳高弘先生→佐藤明機先生の流れが完璧じゃないですか?Kindle版でも持ってるけど、タビと道づれを置けばより納得感が増しそう。(これも夏だな)
前面がループものとか多いですが、後ろには水惑星年代記とか、士郎正宗先生とか、マップスとか、FSSとか、他ジャンルのSFも取り揃えてます。
あと、この棚は椅子に座った時に一番目に止まりやすく、手を伸ばしやすい棚でもあるため、再読率の高いものを並べるようにしています。作品愛の基本は再読っすからね。
蔵書メモ:
蒼き鋼のアルペジオ/銀河帝国興亡史/未来デリバリー/500年の営み/惑星9の休日/スモーキーゴッドエクスプレス/鉄コミュニケイション/ゼロ式/ブレイントラッカー/レイチェルダイアル/勇者ヴォグ・ランバ/三文未来の家庭訪問/白馬のお嫁さん/スタンダードブルー/ぼくらのよあけ/高橋聖一のよいこのSF劇場/四月八日のまえがきに/トコの長い午後/レッツ☆ラグーン/片隅乙女ワンスモア/百万畳ラビリンス/たぶん惑星/いないときに来る列車/パラダイスバード/楽園通信社綺談ビブリオテーク・リヴ/魔砲少女四号ちゃん/成恵の世界/カーマトリック/月の珊瑚/東京鬼攻兵団TOGS/ストレガ/水惑星年代記/ライプニッツ/まちあわせ/ブラックマジック/攻殻機動隊/DOMINION/マップス/ファイブスター物語/WOMBS/星界の紋章
メイン棚 - (3) ファンタジー棚
ファンタジーも割りとごった煮感強い。ホントはブレイド、ゼロサム辺りのガンガンファンタジーの系譜だけで統一してみたいけど、まだ単体で棚を構成できるほど集めれていない。引っ越しで手放してしまった箱田真紀先生のR2、WEFTなんかも置きたい。
箱田先生といえば、最近知ったんですが今年FE関連のイラストで復活されてましたね。他にも浅野りん先生、藤野もやむ先生が(出版社は別だけど)復活されてますし、桜野みねね先生も復活予定だとか。まほよめからの流れでマッグガーデンがファンタジー回帰を進めているので、箱田先生もブラウニー以来久々にR2で復帰してくださったら泣いて喜びますわ。
話が脱線しましたが、他、メイドインアビス、ドラゴンステーキなんかのダンジョン系、九井諒子作品、BL畑のファンタジー作品などなどが並んでます。まだまだ空きがあるので、この棚は来年にかけて強化していきたいですね。
蔵書メモ:
魔女の優しい葬列/飴菓子/オルガの心臓/少女政府ベルガモットドミニオンズ/少女は書架の海で眠る/MAGICA/テル・セル/賢者の長き不在/+αの立ち位置/ハクメイとミコチ/ダンジョン飯/ひきだしにテラリウム/竜のかわいい七つの子/フラウ・ファウスト/魔法使いの嫁/魔女と猫の話/ラプンツェルと5人の王子/雪の女王と5つのかけら/魔女まりー/坂の上の魔法使い/一変世界/魔法のつかいかた/MAMA/Landreaall/エビアンワンダー/エルナサーガ/赤のテンペスト/白のクルセード/メイドインアビス/ドラゴンステーキ/セカイ魔王/スクールアーキテクト
メイン棚 - (4)(5) 伝奇、ガンアクション、ほか
下段の2段をまとめて。最下段はスコラ版の超人ロック完全版と、捨てれない雑誌の置き場。今ちょうど積読している銀河鉄道999が読み終われば、超人ロックと並べて往年の少年KINGごっこするんだー。
その上は朝霧の巫女を中心として伝奇棚にするつもりでしたが、これまた単体で棚を組むには足りず断念。でも、ジオブリとか、ばけもの町のヒトビト、げこげこ、ぴよぴよ収録の百鬼町シリーズなんかでゆるく妖怪成分が補完できているので、これはこれでありかな、と。引越し後に途中から集め直している戦国妖狐なんかも、揃ったらこの棚の住人になるはず。
あと、ジオブリ繋がりで伊藤明弘作品を置いたり、画報社関係が多いので、ついででやまむらはじめ作品を固めてみたりしていたら、収集つかなくなってきた。ざっくりその他棚でいいよ、もう。
蔵書メモ:
兄妹/口入れ屋兇次/無尽/海のクレイドル/春風のスネグラチカ/蟲師外譚集/GROUNDLESS/ヒトミ先生の保健室/バベル式神ガール/アナーキー・イン・ザ・JK/団地魔女/ばけもの町のヒトビト/鏡野町のカグヤ/宵街オーバーロード/もののがたり/朝霧の巫女/妖の寄る家/おるたな/猫瞽女/ジオブリーダーズ/碧き青のアトポス/境界戦線/ガンメタルハウンド+/ドライエック/未来のゆくえ/夢のアトサキ/げこげこ/ぴよぴよ/宇宙大帝ギンガサンダーの冒険/サイコスタッフ/エンジェルお悩み相談所/3x3 EYES幻獣の森の遭難者/あせびと空世界の冒険者/お気の毒ですが冒険の書は魔王のものになりました/アトムザ・ビギニング/白暮のクロニクル//極楽長屋/ひらひら/俺と彼女と先生の話/流寓の姉弟/世縒りゆび/ベルスタア強盗団/ABEL/ロウマンS/ワイルダネス/龍哭譚紀行/ハイパーボリア/エンブリヲン・ロード
少女漫画棚 - (1) 天野こずえ、A5版棚
少女漫画棚に移りまして、棚の上部分。少女漫画棚を埋めていった結果、外に出てしまったが、どうしても本棚に置きたかった漫画群になった。
引っ越しで手放してしまったARIAを買い戻した直後に完全版の報が出たが、ブレイド移籍後の新装版がみんなこの装丁なので、本棚に収めるという意味ではこっちの版の方がいいよなーと思う今日このごろ。せっかくなので、短編集、浪漫倶楽部も買い戻したい。ちなみにクレセントノイズは実家に置いてたので無事。あれも新装版出ればなーとは思うものの、置くならガンガンファンタジー棚だよな。
天野こずえ作品の隣が4コマほかA5版漫画。ホントはらいか・デイズとか恋愛ラボとかもあるけど、収めるだけのスペースが確保できず…。天野こずえ先生と天秤にかけてしまった俺が悪い。この本棚ももう1段多いとちょうどよかったのかも。今並べているA5版はレーベルがばらばらで楽しい。楽園勢が多いが、今は亡きつぼみ、ひらり、のほか、4コマも少々。
となりのロボットはSF棚に置こうか迷ったが、細い1冊だけがあの濃い棚に混じって薄れるより、こっちで他の西UKO作品といっしょに置くほうがいいと判断しました。ほかの百合作品もA5版棚にあるし、これはこれでいいのかな。ちなみに、Dropboxを整理していたらビブリオバトルでとなりのロボットを紹介した時のメモが出てきたので、改修してブログにアップする予定。何か、残しておきたい作品。
蔵書メモ:
あまんちゅ!/ARIA/魚の見る夢/おとこのことおんなのこ/はなとふたば/恋愛3次元デビュー/嫁いでもオタクです。/飯田橋のふたばちゃん/おじょじょじょ/宝石色の恋/コレクターズ/となりのロボット/ネットの海でつかまえて/ヲタクに恋は難しい/死にたがり少女と食人鬼さん/お尻触りたがる人なんなの/駄目な石/鉄仮面のイブキさん/300年の夜と孤独/演劇部の魔女と騎士
少女漫画棚 - (2) 紺野キタ、こがわみさき棚
紺野キタ⇔こがわみさきラインに沿って、好きな漫画家の作品を並べた棚。このラインナップが並んでいることに幸せを感じる。作家棚でもあるけど、絵と線の雰囲気で括ったジャンル棚とも言える。作品の中のキャラクター達の雰囲気、動き、情動なんかも作家ごとに確かに違うんだけど、自分の中ではひとつの流れとして捉えてる。
いま画像を見ていて思ったんですが、作家順だからひみつの階段、猫の手はかりない!、委員長お手をどうぞの順ですが、猫の手はかりない!と委員長お手をどうぞを入れ替えた方が、少し良い棚に近づく気がする。まだまだ精進が足りない。
あと、目ざとい人は気づいているかも知れないですが、満ちても欠けてもが2巻だけだったり、他の棚でも途中からの巻になっていたりするのは、引っ越し前後で途中から買い戻したから。1巻も買い戻したいけど、既読だし急がなくていいやで、後回しになってますね。そういう意味でも未完の本棚です。
蔵書メモ:
ひみつの階段/猫の手はかりない!/委員長お手をどうぞ/満ちても欠けても/はつきあい/夜毎の指先真昼の果て/私に見えない恋心/あかりをください/カアシカナシカ/夜の童話/知る辺の道/ダーク・シード/Cotton/つづきはまた明日/はしっぽ花星/翡翠/魅惑のビーム/セツナカナイカナ/しあわせのインベーダー/陽だまりのピニュ/好きもよい/恋ときどき/女の子の設計図/でんせつの乙女
少女漫画棚 - (3) TONO棚
TONO先生の詰め合わせ。今回、唯一単独で棚を構成しています。といっても、エッセイ全般、砂の下の夢の昔のやつとか、短編系全般もなかったり。あと、例によってコーラルも引っ越しの災禍にあって1-3巻がない。今後、そのあたりの拡充を図ることを見越して、単独棚にしていますね。あ、エッセイも入ると、正確にはうぐいす姉妹棚になるのか。なんかいいな、それ。
蔵書メモ:
砂の下の夢/コーラル/ラビットハンティング/チキタ★GUGU/ピンク・ラッシュ/カルバニア物語
少女漫画棚 - (4) その他
メイン棚からも、少女漫画棚からもどこへ置けばいいかわからず、単独で作家棚を構成する場所もなく、その他としてくくられてしまった漫画たち。すまん、俺の力不足で…。引越前だったら、鈴木有布子棚、志村貴子棚もあったんですけどね。今だったらお二方とも作品数が増えてきて、単独棚を構成するのは余裕なんですが、買い戻しがまだできてないので、もうしばらくその他括りで置いときます。
といっても、その他は雑多ながら本棚のどこかい置いておきたい漫画の集まりなので、やたら濃いラインナップになってる気はします。裏に隠れて見えてないですが、昨年教えてもらったBL新刊とかなんかもここにありますし。いつか単独でBL棚が作れるようになれるくらい漫画力を高めていきたいですね。
蔵書リスト:
のの湯/子供はわかってあげない/いとめぐりの素描/罪と罰/ひとふれ/上条先生のお嫁さん/箱の中のいつかの海/アマリリス/スイミング/愛すべき娘たち/娘の家出/わがままちえちゃん/起きて最初にすることは/青春のアフター/束縛愛/きょうもみんなおえかきがすきです/サカナミの街/端葉日記/もういーよ/シュガーウォール/反面王子/10DANCE/夜はともだち/過剰妄想少年/やさしくおしえて/海辺のエトランゼ/余命¥20,000,000/屋上の君/鵺の絵師/地上波ポケットの庭/白銀妃/パレードはどこへ行くの?/足摺り水族館/魔法使いの娘ニ非ズ/ぼくと美しき弁護士の冒険/少年魔法士/さよならフォーカス/珈琲と白昼夢/梅酒/昇る朝日にくちづけを/神様が嘘をつく。
少女漫画棚 - (5) 高尾滋ほかの棚
高尾滋作品いろいろと。流麗、とでもいいのか、なんかそういうイメージの棚。あ、でも、裏に隠れてるここはグリーンウッドは違うか。
高尾滋作品については、いっしょにねようよ、スロップマンションにお帰りを買い戻したら、完全単独棚に成り上がる予定。描き下ろしの表紙が美しいので、予算に余裕があれば文庫版も全部欲しいです。ディアマインの文庫版とかね。
最近、トーマの心臓文庫版を買ったので、ガーフレット寮は、寮とかギムナジウムものとして棚を作ってみたい。売野機子先生のMAMAとか置いてさ。
蔵書メモ:
ガーフレット寮の羊たち/魔法自家発電/パレス・メイヂ/マダム・プティ/人形芝居/ディアマイン/忘れ雪の降る頃/ゴールデン・デイズ/ここはグリーン・ウッド
少女漫画棚 - (6) 花ゆめ棚
わーい!花ゆめだー!って感じで、何も考えず花ゆめ背表紙で揃えた棚。でも、前面にふじもとゆうき先生、天乃忍先生が来ていて、好きで好きでしょうがない感じが出ていていいと思います。あと、比較的近年の作品が中心ですね。LaLaの現行連載作とか多いですし。
実際、大学生になってから少女漫画に手を出したんですが、入り口が喜多尚江先生だったのもあって、少女漫画力は花ゆめで育ててきたんですね。なので、本来はもっと花ゆめの背表紙を並べたいところですが、いかんせん場所がない。喜多尚江作品なんかは全部収納BOXに入ってますし。もっと棚が欲しいです。
蔵書メモ:
キラメキ☆銀河町商店街/ただいまのうた/コンビニ天使/高嶺と花/水玉ハニーボーイ/君のコトなど絶対に/ラストゲーム/片恋トライアングル/夏のかけら/青春攻略本/今日の恋のダイヤ/世界で一番悪い魔女/ボクを包む月の光/コレットは死ぬことにした/プレゼントは真珠/かわいいひと/天堂家物語/嘘解きレトリック/けだものにロリポップ/田舎の結婚/ぼくらはバラの子/恋だの愛だの/彼女になる日/うそかの/椿坂トリコロール/ソラの妖精/BEAR BEAR
少女漫画棚 - (7) その他少女漫画レーベル棚
またその他か。でも、これはこれでカラフルで見栄えいいですね。前面は地元島根舞台のナビカトリア、キャラの苗字が島根の地名の青春しょんぼりクラブのアサダニッキ先生で島根を固めつつ、いろんな作家を並べてます。
今年は安藤ゆき先生、森野萌先生といった注目していた方の新作が発売されたり、桑佳あさ先生がデザート、志村貴子先生がKissにデビューして、我が少女漫画棚も盛り上がりを見せています。特に桑佳あさ先生はこれまでファンタジージャンルが中心でしたし、同じようにファンタジージャンルからの恋愛漫画へ舵を切った水谷フーカ先生みたいに、恋愛物へもどんどん挑戦して欲しいです。
蔵書メモ:
ポケットなかよし(なかよし2004年9月号ふろく)/KISS ME ダーリン!!x3/片恋フィーバー/こいいじ/ナビカトリア/青春しょんぼりクラブ/おはよういばら姫/マイフェアネイバー/セイシュンノート/I Love you Baby/椿町ロンリープラネット/年下の男の子/町田くんの世界/マリーマリー/ハルxキヨ/カカフカカ/トライボロジー/フミキリ、君の手、桜道。/チャラ男とロボ子/準備中。/Stand Up!/友だちの話/おふたりさま/恋するか落ちるか/青山月子です!/藤代さん系。/茜くんのココロ/ステラとミルフイユ/マシカク・ロック/星屑クライベイビー/ぼくらのゆくえは/花と落雷
少女漫画棚 - (8) ニヤニヤ漫画棚
ラスト。ラブコメ、恋愛漫画のうち、私の好みで最高に可愛いものを取り揃えた棚。ゲッサン、サンデーから月曜日は2限から、からかい上手の高木さん、だがしかしなんかあったりします。一部、隣のその他棚からはみ出したものもあったり。
本当は月曜日は2限からは実用ベースで考えるならメイン棚に置いて何度も再読をしたいのですが、ラブコメを集約した時に、こっちにきてしまいました。ゆるりと楽しめるせいか、今年一番再読した漫画なんですよね。まー、どうせすぐにPCデスクの周りに置かれるようになるんでしょう。
蔵書メモ:
あづさゆみ/塩田先生と雨井ちゃん/星くずドロップ/制服アバンチュール/あっくんとカノジョ/ぼっちな僕らの恋愛事情/境界のないセカイ/月曜日は2限から/からかい上手の高木さん/だがしかし/しあわせになりたい/ハケンの麻生さん/僕僕先生/お陽様の下のルナ/学生組-悪魔は隣の席/ODETTE/超日常の少女群/俺の彼女がXXXを期待していいて正直困る/恋愛視角化現象/Wizard's Soul/あの娘にキスと白百合を/富士山さんは思春期/晴れのちシンデレラ/老女的少女ひなたちゃん/壊れていてもかまいません
あとがき
本棚は人となりを表すとよく言いますが、本棚をどう並べるかは、まさに自分を表現することにほかなりません。自分らしい本棚って?これを外したら俺じゃなくなってしまう、俺らしくはないけどこれだって俺なんだ、あえてこれとこれを並べているのは俺らしいな、とか色々考えながら並べてました。昨年書いたベスト100記事もそういう意味で、本棚とよく似てますよね。100作に凝縮した分、人に「クレロラさんらしい」と言われたりして、とても嬉しかったですし。
ま、そんなところで、おしまい。
2015年上半期の漫画雑談
上半期1巻発売
MUJIN -無尽- / 岡田屋鉄蔵
鵺の絵師 / 猪川朱美
駄目な石 / 平方イコルスン
お尻触りたがる人なんなの / 位置原光Z
兄妹 少女探偵と幽霊系感の怪奇事件簿 / 木々津克久
もののがたり / オニグンソウ
スモーキーゴッドエクスプレス / 玄鉄絢
猫瞽女 / 宇河弘樹
塩田先生と雨井ちゃん / なかとかくみこ
片想いフィーバー / 桑佳あさ
魔砲少女4号ちゃん / 丸川トモヒロ
上半期既刊
ib -インスタントバレット- / 赤坂アカ
碧き青のアトポス / やまむらはじめ
ようやく3巻まで追いついたわけですが、これ、やまむらはじめ先生の新境地じゃないでしょうか。主人公がついに、ウッソ・エヴィンの呪縛から解き放たれたというか。
主人公はメガネでチビで運動もできない、もやし現代っ子だけど、一目惚れしたヒロインを守りたい一心で物語に関わり続ける。最初、そこには良き導き手がいて、守られながら、少しずつ成長できた。そして、師の手を離れ、子どもたちだけの冒険が始まる3巻。助けはもうない。ヒロインを守るのは自分だ、それが動機で、それだけで十分なんだ。そうか、これはヒーローものだったんだ。それに気づいて急激に面白くなりました。
月曜日は2限から / 斎藤ゆう
ラストゲーム / 天乃忍
あとがき
個人的に、今年の上半期は色々と漫画読みとして充実してましたね。ニコ生の方では漫画クロスレビューで定期的にレビュー寄稿してみたり、Twitter漫画語り主催の「漫画 de ビブリオバトル」にも3回ほど参戦させていただきましたし。 この調子で下半期も漫画力(棋力のようなもの)を高めていけたらなと思います。
では、また。
ニヤニヤ漫画読みませんか? vol.1
頬が緩む、足をバタバタさせたくなる、壁を殴りたくなる。
そういうマンガ、お好きですか?
月曜日は2限から / 斎藤ゆう
ゲッサンに毎月2話ずつ載っている4コマ。
遅刻・サボタージュ常習、校則を煙に巻く咲野さんと、先生に咲野を探して来いと言われてミイラになる居村くん。ラブか悪友かの際どいラインで繰り広げられる会話劇が毎月楽しくて楽しくて。こんな高校生活が送りたいだけの人生だった。
特に4巻収録話は、初詣や、登校前に咲野を起こしに行くイベントなど、ラブ度が高め。ニヤけてなりません。お互い頬が赤くなったりとか、男女として意識していることは間違いないし、お互いがお互いにまんざらでもないと気づいていそう。それでも、会話も関係も悪友側に立ち続けているのは、ラブコメとして正しい姿勢だと思います。
余談ですが、こういう言葉遊びがふんだんに取り入れられた会話というのが、私大好きなんですが、自分ではできないんですよね。日常会話の中でさらり言えて、相手にもそれが通じて、サクッと切り返されるって、結構難しくないですか? しかも、「ああ、これこれこういう意味ね」と解説入れるという無粋なことなしに、お互い通じあってる。自分だったら、まずさらりと言えないし、相手に言われても即座に理解して返すとかできないですよ。(というか絶対にどもるか噛んで台無し)
ニヤニヤに話を戻すと、そういう会話が成り立つ、この二人のお互いの理解度というか、同レベル感というか、そこも含めての良い悪友関係なのが、ラブを差し引いても、本当に羨ましいし、憧れる。
からかい上手の高木さん / 山本崇一郎
タイトル通り、隣の席の高木さんの思わせぶりなイタズラに振り回される西片くんのお話。一言もそうだとは言っていないけど、高木さんが西片くんのこと好きとしか思えない。それが良い。
ラブコメの真髄は、ラブかそうでないかのライン際でいかに踊ってみせるか、だと思うんです。この漫画は、そのラインの本当にギリギリの所にいます。どれくらいギリギリかというと、西片くんが「高木さんってオレのこと…」の続きを言ってしまえば、高木さんが「うん」と言ってしまうだろうライン。このラインで繰り広げられる二人のやりとり、最高じゃないですか!
月曜は2限から、高木さんを掲載しているゲッサン編集部は、ラブコメの本質をよく理解しているなぁ、と思います。
ラストゲーム / 天乃忍
続いて少女漫画から1作。LaLa掲載です。
勉強、スポーツもできて、イケメン、親はホテル王で、クラスの人気者、柳くん。そこに転校してきたのは、柳くんより勉強もスポーツもソツなくこなす、鉄の女、九条さん。柳くんの天下は崩れ、10年に渡る一方通行のライバル関係が始まった。そして、その対抗心はいつの間にか一方通行の片想いに。
ニヤニヤ漫画を紹介するなら、これだけは絶対に外せない。年末年始に書いていたベスト100記事でも7位に持ってくるくらい好き。柳くんと九条さんの二人が好きすぎて、生きる喜びさえ感じる今日このごろです。
ベスト100で触れたことを繰り返すようですが、とにかく、この二人の恋愛レベルが小学生。下の名前で呼んで→「尚人」→顔真っ赤にして「やっぱりいい」とか。今そのシーンを再読してて、呼吸が浅くなってるんですけど、破壊力高すぎませんかね。毎月LaLa読んでて萌え殺されるかと思いますよ。
連載のほうはようやく、九条さんが自分の気持を自覚し始めます。鉄の女こと、九条さんがもう戸惑って戸惑って、混乱極まって爆発したり。そして、それが収まった今、ラストゲームの勝利条件が満たされました。あとは、この二人がどう告白に至るのか。その瞬間を読んだ時、興奮し過ぎで死なないよう頑張ります。
君のコトなど絶対に / 田中メカ
幼い日に受けた屈辱とトラウマ、その恨みを晴らすため、君に復讐するために帰ってきた!その復讐とは、イケメンになった自分に惚れさせて、盛大に振ってやること。
ラストゲームでも柳くんが九条さんに勝つために同じことをするんですが、柳くんは早々に返り討ちにあっています。こっちはちょっと違って、タイトル通り、レオくんが惚れさせてやろうとした相手に逆に惚れてしまいそうにならないよう踏ん張り、右往左往する話がメインになってきそう。腹黒イケメンが純粋無垢な美少女を惚れさせようとするものの、逆に振り回され、返り討ちにあって「かぁっ」と頬が染まる。それ良いじゃないですか。萌えますでしょ。
あと、良き花ゆめ学園モノ要素も強いですよね。超お金持ち学園とか、超強権生徒会長とか。そういう外野の邪魔も入りつつ、学園枠の中でラブコメしていくんじゃないかな。まだ始まったばかりの漫画ではありますが、作者は最高のニヤニヤ漫画「キスよりも早く」を描き切った田中メカ先生なので、今のうちに青田買いしましょ。
片思いフィーバー / 桑佳あさ
藤野もやむ改め、桑佳あさ先生の少女漫画。ガンガンとかブレイドで描いているときから、本当に可愛い絵柄だと思っていたんですが、それが少女漫画へ向けられたらそりゃ破壊力高いですよ。(以前の、可愛い絵柄で登場人物たちに酷な世界観、というのも大好きですけどネ!)
ストーリーは、表紙の幼馴染3人組(+先輩)が表紙の矢印→の方向にそれぞれ片思いしてて、誰か一人でも諦めれば丸く(?)収まるのに、どの子も片想いの相手がどうしても好きで好きで諦められなくて、堂々巡るというお話。
どいつもこいつも体当たりで片想い相手にぶつかって、空回りして、それでも諦められなくて。この体当たり感、余裕ないし、鈍い子ばっかだから、ストレートに「好き」という言葉が飛び交うこの日常、ニヤける。先輩も含め、この4人が可愛い。この4人が送る日常が、本当に好きだなぁ。
あとがき
好きな漫画100作をランキング形式で紹介する 【後編】
ということで後半です。前半記事は以下。
ランキング&コメント(11-100位)
ざっくりランキングだけ知りたいという人はココから。長いので適当に流して呼んでくださいまし。
11位 Landreall (おがきちか)
掲載誌: ゼロサム
出版社: 一迅社
ジャンル:ファンタジー
巻数: 25巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
主人公DXがアカデミーに通う悪友たちと繰り広げる冒険譚。各エピソードが本当に流れるように繋がっていく、それが気持ちのいい漫画です。
特に好きなのは、アカデミー騎士団編。王都に大量のモンスターが発生し、アカデミーが孤立状態に。そこで、アカデミーの学生たちが自主的に騎士団を形成し、初等部の子や、女子生徒を守るために戦う、というエピソード。DXが不在ながら、DXの妹イオンや、騎士候補生たちを中心に防衛戦を展開。戦局の推移や、冷徹な判断、士気の高まりと危うさも、全て零さずに、自然に繋がって描かれる。
この戦いで彼らが学んだことはとても大きい。ここで一緒に戦ったアカデミー騎士団たちは、いづれ議会や、騎士団に入る、あるいは商人や職人となっていく。そのとき、アルトニア王国は大きく、良い方向へ変わっていく。それが本当に楽しみです。
12位 ヨコハマ買い出し紀行 (芦奈野ひとし)
掲載誌: アフタヌーン
出版社: 講談社
ジャンル:SF
巻数: 14巻 (完結)
出会った時期: 大学生
カフェ・アルファで過ごす夕凪の時代。なによりも、カフェ・アルファの空気というか、アルファさんと過ごす時間が好きで好きで。てろてろの時間。
それと、タカヒロとの時間。ロボットの人であるアルファさんと、普通の子供のタカヒロ。アルファさんのコートの中に収まっていたタカヒロから、大人になって娘もできたタカヒロ。アルファさんとの恋があったわけでもないけれど、そこにあるどうしようもない切なさ。それも好きです。
13位 水惑星年代記 (大石まさる)
掲載誌: アワーズ
出版社: 少年画報社
ジャンル:SF
巻数: 6巻 +1 (完結)
出会った時期: 大学生
SFと、自然の中で遊ぶこと、大石まさる先生の好きなもの詰め合わせ。宇宙も楽しいけど、地球だってまだまだ遊べる!読んでいて、本当に楽しい。良質のSF短篇集であると同時に、良質のジュブナイルでもありますよね。少年少女と夢と宇宙、ってお好きでしょ?
また、これまでの大石まさる作品からもちょいちょいゲスト出演もあり、まさに大石まさるオールスターです。ほかの作品も読んだ上で読み直すと、また味わいが深くなります。もちろん、知らなくても十分読めるので問題なし。あと、どの話もかなり作り込まれていますし、色々と小ネタが仕込まれているので、再読する度に発見もあるし、より面白くなってきますね。スルメスルメ。
14位 マップス (長谷川裕一)
- 作者: 長谷川裕一,氷川竜介,小原愼司
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/11/11
- メディア: コミック
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掲載誌: ノーラ
出版社: 学研
ジャンル:SF
巻数: 19巻 (完結)
出会った時期: 大学生
地球を飛び出した少年が、銀河中を駆け巡り、行く先々での出会いと戦いが銀河を動かす大きな流れとなり、銀河伝承族を打ち倒す力となる。銀河サイズの風呂敷を広げながら、綺麗にたたみきった、最強のスペースオペラ。
千の翼の解放から、第八の軍団へと至る流れ、そして、最終決戦の勇者不在の勝利。銀河を動かすその切っ掛けには、確かにゲンとリプミラたちがいた。でも、それを動かしきった力は銀河で生きる全ての命。熱い!最高に熱いよ!
15位 キラメキ☆銀河町商店街 (ふじもとゆうき)
掲載誌: 花とゆめ
出版社: 白泉社
ジャンル:恋愛
巻数: 10巻 (完結)
出会った時期: 大学生
人情あふれる商店街と幼馴染6人組。商店街と幼馴染って相性いいですよね。ずっと一緒に育ってきて、泣いた笑ったも一緒。そりゃあ最強ですよ。
でもね、この漫画は最初からその終わりを志向しています。ずっと一緒だった幼馴染たちも、進学や、就職でいつかは別々の道に進む。それは兄や姉たち、商店街の上の世代を見ているとわかる。でも、兄や姉は再会する度に笑い合える、良い関係のまま。たぶん、自分たちもそうやって大人になっていくんだろう。
いつか必ず訪れる別れ。でも、大人になったら、またあの流星群を見に行こう、その約束がある。また笑って逢える。ああ、いいなぁ。
16位 ここはグリーン・ウッド (那州雪絵)
掲載誌: 花とゆめ
出版社: 白泉社
ジャンル:コメディ
巻数: 11巻 (完結)
出会った時期: 大学生
話のテンポ、彼らの日常の中でのやりとり、すかちゃんも瞬も、光流先輩、忍先輩、名前もない脇役のクラスメイトや寮生、ぜーんぶひっくるめて大好きです。いつまでもコイツらの日常を眺めていたい。なんでこんなに好きなのかというと、メイン登場人物から脇役に至るまで、みんなおバカだから。これくらい日々楽しく生きたいよね。
あと、個人的に、最終巻の表紙をめくった1ページ目、那州雪絵先生の「君らあってのマンガだよ」という枠外コメントに涙が出そうなくらい感動しました。そうですよね、名前もない外野も生き生きして、ワイワイすかちゃんをいじって遊んでいる。それがグリーンウッドですよね。
17位 チキタ★GuGu (TONO)
掲載誌: ネムキ
出版社: 朝日ソノラマ
ジャンル:ファンタジー
巻数: 8巻 (完結)
出会った時期: 大学生
人を食べる化け物と、死ぬほど不味い人間が共に生きる100年のお話。可愛らしい絵で酷く残酷な死に様が描かれたりしてますが、なんだかもっと力を抜いて生きてもいいなと思ったりしました。諦めじゃないんだけど、仕方ないんだと思える心の持ちようというか。
あと、この漫画はコミュニケーションがテーマでもあります。「クリップの中にチキタを見つけなさい」という台詞なんかそうですよね。この台詞、ずっと心のなかにあって、何度か助けられました。
こういう読み方をするべき、とは言いませんが、私はこうも読めたよ。それくらい掘り下げて楽しめる面白い漫画なんだな、と思っていただければ幸い。
18位 ぼくの地球を守って (日渡早紀)
掲載誌: LaLa
出版社: 白泉社
ジャンル:ファンタジー
巻数: 21巻 (完結)
出会った時期: 大学生
前世の記憶に翻弄されながらも、今の自分として生きるぼくらと、地球へと還っていく彼らの話。やっぱ、時間とか前世とかの積み重ねのパワーは強い。前世の因縁と記憶と、今の自分との狭間で揺れ動きながら、それでも、紫苑と木蓮たちを思ってくれた人々の思いの連なりの先、救いと、今の輪くんと亜梨子の幸せに繋がる。その連なりの重みにどうしようもないくらいに心が揺さぶられます。
それと、次世代編「ボクを包む月の光」も良い。というか、卑怯っすよ、ラズロとキャーを出されたら泣くしか無いじゃない。
19位 ポケットモンスタースペシャル (真斗/山本サトシ/原作:日下秀憲)
ポケットモンスターSPECIAL (3) (てんとう虫コミックススペシャル)
- 作者: 日下秀憲,真斗
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/06
- メディア: コミック
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掲載誌: 小学三~六年生
出版社: 小学館
ジャンル:バトル
巻数: 51巻 (続刊)
出会った時期: 小学生
図書館に行って小学4,5,6年生を読み漁った思ひ出。毎月毎月、図書館に行くのがほんとうに楽しみで、初めて連載を追う楽しみを教えてくれた大切な漫画です。
赤緑青のエピソードである1-3巻、そのラストバトルはそれまでの冒険の積み重ね、レッドと仲間たちとの思いも全て重なって素晴らしい最終回になりました。そして、黄以降、あれだけ綺麗に終わったポケスペ世界を各章でちゃんと終わらせながら、その上に正統な続編として、物語が連なっていく。黄や金銀クリスタルでの、先輩としての赤緑青や、それまでの登場人物たちの再登場。そして、ルビサファのラスト、オールスターで臨むバトル。最高に熱い!
そういう続編モノとしての演出が今でも大好きなのは、ポケスペで正しい続編ものを見せてもらったからなのかなーと思います
20位 ジオブリーダーズ (伊藤明弘)
掲載誌: アワーズ
出版社: 少年画報社
ジャンル:ミリタリー
巻数: 16巻 (休載)
出会った時期: 大学生
現代に在る化け猫と、それを退治する「神楽総合警備」の戦いの記録。ハッタリの効いた最高のガンアクションと、市街地で繰り広げられる無茶苦茶な大立ち回り、スンデのところで"どうにか"なっていく爽快感。テッポウで、化け猫、戦車や、巡洋艦とまで立ちまわりながら、ギャグか!と思うくらいどうにかなってしまう。
でも、主人公補正なんてねーよ、偶然だよ、と突き放される。そこから本当の物語が加速しだす。その暴走の結末は、酷く悲しいものでした。夕ちゃん、大好きだった。本当に好きな娘だったんです。雑誌で読みながら辛すぎて哭きました。
そして始まる新章と、今に至るまでの休載。あのままで止まっているなんて、そんなのってないよ、伊藤先生。どんなに掛かろうと、ずっとあの先を見るために待ちます。ずっとアワーズを読んで待っています。
21位 エンブリヲン・ロード (やまむらはじめ)
エンブリヲン・ロード―たねのみち (7) (Gum comics)
- 作者: やまむらはじめ
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2003/02
- メディア: コミック
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掲載誌: コミックガム
出版社: ワニブックス
ジャンル:SF
巻数: 7巻 (完結)
出会った時期: 大学生
Theやまむらはじめ漫画。どうしようもない焦燥感、コンプレックス、これらは、やまむらはじめ作品の本質だと思う。それを煮詰めながら、最後まで疾走感をもって描かれたのが本作だと思うンです。個人的に、初期やまむら作品の一つの頂点と思っています。
話は変わりますが、神様ドォルズでは、その焦燥感、不完全燃焼の先を見せてもらえるという期待がありました。が、あの最終回はその先には至らなかった。でもね、「天にひびき」は間違いなく、最終回に向かっての疾走で、その先を見せてもらえた。まだ再読が足りないですが、来年くらいには順位が入れ替わりそうな予感がします。
22位 ディスコミュニケーション (植芝理一)
掲載誌: アフタヌーン
出版社: 講談社
ジャンル:伝奇
巻数: 17巻 (完結)
出会った時期: 大学生
「わたしはどうしてまつぶえくんをすきになったんだろう?」
不思議な男の子、松笛と、彼の言う変な頼みをきいてしまう彼女、戸川。二人と、周辺のとっても変な人々のごちゃごちゃしたお話。うん、最高に好きです。濃厚な民俗学の香りや、ただどんちゃん騒ぎして楽しいアホな話や、ずば抜けて変態チックなエピソードまで、どれも好きすぎて困る。
それと、松笛に飲ませるために涙を溜める戸川が本当に綺麗だ。謎の彼女X9巻特典で、涙を飲ませるシーンが見れたのはとても幸せでした。
23位 タケヲちゃん物怪録 (とよ田みのる)
タケヲちゃん物怪録 7 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
- 作者: とよ田みのる
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/11/12
- メディア: コミック
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掲載誌: ゲッサン
出版社: 小学館
ジャンル:伝奇
巻数: 7巻 (完結)
出会った時期: 大学生
朝霧の巫女と同じく、稲生物怪録を下敷きとした、妖怪たちと、不幸のどん底少女タケヲの愉快な日々。完結しちゃいましたね。毎月、ゲッサンが楽しくて楽しくて仕方なかった。とよ田節炸裂!擬音も毎号Twitterにうpされてたりして、毎号遊びまくった感じですよね。それが読者にも伝わってきて、楽しい!
それとね、あれほど無感情な、優しくされたことに驚いてしまうほどの女の子が、最後ああして幸せになれた。それがまた嬉しい。そういう漫画でもありました。
24位 聖戦エルナサーガ (堤抄子)
掲載誌: Gファンタジー
出版社: スクエニ
ジャンル:ファンタジー
巻数: 12巻 (完結)
出会った時期: 大学生
傑作と言い切ることに何のためらいもない。闇の姫御子と呼ばれ、世界を滅ぼしかねない恐ろしい力をもつエルナ姫。戦争のさなか、彼女を巡り、さらに戦火は拡大し、世界は破滅へと着実に進んでいく。その中で心優しきエルナは、自分のために死んでいく人、それも自分の命を狙う敵兵にすら涙を流している。何度、彼女は自らの死を考えただろうか。だが、それでも彼女は生きる道を選び、人々をひとりでも救うために戦っていく。その高潔さ、優しさは、彼女と関わった人々を動かし、戦乱の中で大きなうねりとなり、再びエルナ姫の前に。
何度再読しても、この世界の躍動感に圧倒されてしまいます。
25位 覇王大系リューナイト (伊東岳彦)
覇王大系リューナイト―Collector’s edition (SideA) (YOUNG JUMP愛蔵版)
- 作者: 伊東岳彦,矢立肇,幡池裕行
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2001/06
- メディア: コミック
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掲載誌: Vジャンプ
出版社: 集英社
ジャンル:ファンタジー
巻数: 3巻 (完結)
出会った時期: 中学生
TVアニメ、OVA、漫画版で全てストーリーが異なり、そのどれもが面白い名メディアミックス。その漫画版リューナイトがこれです。たった3巻の中に、伊東岳彦先生の描くアースティアが構築されていて、そこで躍動するキャラクターたちは間違いなく伊藤先生のキャラです。宇宙英雄物語なんかで見た、あのワイワイガヤガヤやっている外野と同じノリで大好き。
それと、最終回での、色んな力の集合。旅の中で出会った仲間たち、第1話で倒した敵すらも、邪竜族妥当のため、アースブレードへ集まり、勇者アデューを助ける。その熱さ、まさしく「燃え!」です。
26位 ARIA (天野こずえ)
掲載誌: コミックブレイド
出版社: マッグガーデン
ジャンル:SF
巻数: 14巻 (完結)
出会った時期: 大学生
灯里と一緒に過ごす、ネオ・ヴェネツィアの素敵な時間。
11巻のアリスの昇格から、最終巻に至るまでの、傑作エピソードの連続。たぶんあの頃から間違いなく、物語の終わりも意識されていて、ちょっとずつ幕を下ろすための準備がされていきます。毎月の連載エピソードがどれも愛おしくて、それが終わってしまうことがとても切なくて。その感覚は忘れられません。ARIAのラストをコミックブレイドで一緒に、リアルタイムで読めたこと、とても幸運だったと思います。
27位 PON!とキマイラ (浅野りん)
掲載誌: ガンガン
出版社: スクエニ
ジャンル:ギャグ
巻数: 7巻 (完結)
出会った時期: 高校生
神獣ポン太、とその親でド外道中学生の八満、ポン太の本来の親になるはずだったシアン、それにマッドサイエンティスト清丸ほか、ノリの良いクラスメイトたちが加わり、最高に楽しい日常ギャグ漫画。
浅野りん先生の描く日常のボケツッコミやりとりがなにより好きです。なんですかね、あのギャグ空間。見てるだけで楽しい。特に清丸、命の限り好き勝手、いいじゃないですか、最高のキャラクターですよ。
28位 ヨルムンガンド (高橋慶太郎)
掲載誌: サンデーGX
出版社: 小学館
ジャンル:ミリタリー
巻数: 11巻 (完結)
出会った時期: 大学生
元少年兵ヨナ、武器商人ココの世界を知るための旅。ヨルムンガンドを読むとFPSやりたくなって、FPSをやるとヨルムンガンドを読みたくなるという好循環が自分の中にあります。そのためか、再読数が結構多くて、いつのまにかこの順位に。あと、サンデーGXでヨルムン、ワイルダネス、ブラクラの3作が載っていた頃は、本当にGX輝いてた。
好きなところというと、やっぱりココの護衛チームの個性。だれもが一芸に秀でてて、それに絡んだ各自のエピソードがまーた格好良いわけですよ。トージョ、ウゴのエピソードとか特に好き。
29位 じゃじゃ馬グルーミンUP (ゆうきまさみ)
掲載誌: サンデー
出版社: 小学館
ジャンル:お仕事
巻数: 26巻 (完結)
出会った時期: 大学生
競走馬と、そこに関わる人々のお話。ゆうきまさみ作品はどれもこれも好きで、悩みに悩んだ末、本作にしました。主人公の駿平、すっごく回り道してますよね。行ったり来たり、ぐるぐる回りながら、ちゃんとラストで悔し涙と嬉しい涙が混じったあの複雑な気持ち、そこに辿り着いたこと、尊敬します。
そのあとのエピローグも好き。ドラマのエンディングが流れながら、登場人物たちのその後が見えていくような、あの雰囲気が良い。馬も人も、色んな繋がりの中で、今までもこれからもずっと続いていくんだって、そういう感じ、大好きです。
30位 ゴールデンデイズ (高尾滋)
掲載誌: 花とゆめ
出版社: 白泉社
ジャンル:青春
巻数: 8巻 (完結)
出会った時期: 大学生
祖父の若い頃と瓜二つである光也が大正時代へとタイムスリップし、そこで祖父に成り代わり、祖父が生涯悔いに思っていた、祖父の親友を助ける物語。
高尾滋先生の細密な絵柄で紡がれる大正時代と、そこで描かれる友情がこれ以上ないくらいに合致しています。タイムスリップした先で、祖父慶光としてではなく、光也として仁と親友になっていき、彼を救った。それでハッピーエンド、ではない。その後にある今生の別れと、彼らの生涯と渡された"お守り"から蘇る「眩いばかりの日々」に、涙と思いが溢れて止まらない。
31位 三文未来の家庭訪問 (庄司創)
掲載誌: アフタヌーン
出版社: 講談社
ジャンル:SF
巻数: 1巻 (完結)
出会った時期: 大学生
宇宙エレベーターとか遺伝子改造なんてキーワードが浮かぶ近未来、でも、家庭事情も社会にあわせてより複雑になった世界の家庭相談員と訪問される家族のお話。という表題作「三文未来の家庭訪問」を収録した短篇集。
四季賞ポータブルで出会ってからずっと待っていた単行本化ですよ。やっぱり、表題作との出会いが衝撃でした。近未来世界が納得をもって描かれていて、遺伝子改造だとか、集団生活団体だったりとか、オート協議ソフトとか、家庭相談の担当権がマーケットで売買されてたりとか、そういった世界全部がSF的好奇心から楽しくて仕方なかったです。それでいてちゃんとボーイ・ミーツ・ガールで最高じゃないすか。
32位 25時のバカンス (市川春子)
25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)
- 作者: 市川春子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/23
- メディア: コミック
- 購入: 17人 クリック: 708回
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掲載誌: アフタヌーン
出版社: 講談社
ジャンル:SF
巻数: 1巻 (完結)
出会った時期: 大学生
鉱物とか、無機物的な美が映える短篇集。虫と歌、宝石の国と迷いましたが、表題作25時のバカンスに一番惹かれました。割れた足の断面とか、とても綺麗。ああ、すげーフェチズムの世界だ。しかも、それが読みやすいのがまた不思議というか。
あ、あとですね、今、宝石の国がやけに面白くなってきてて、今年辺り宝石の国と入れ替わりそうな気もします。
33位 BREAK-AGE (馬頭ちーめい/STUDIOねむ)
掲載誌: ビームコミック
出版社: エンターブレイン
ジャンル:バトル
巻数: 10巻 (完結)
出会った時期: 大学生
電子空間を舞台にバーチャルパペット(VP)を造り、戦わせる!筐体ゲーム、デンジャープラネット(DP)と、それを最高に楽しんでいる子供たちと大人たちの物語。
レッツ&ゴーや、今ならガンダムBFTなんかそうですが、そういうホビーを題材とした漫画。架空のゲームではありますが、プレイヤーが操作するVPは自分で素材から設計可能で、相当自由度の高いゲームになっています。架空のゲームなので、販促する対象はないですが、こういう作品で一番大事なのは、読んでいるこっちまで遊びたくなる、楽しそうと思わせること。間違いなく本作はそれを持っています。
それに、開発側に回った人間も、大会には出られなくともDPが大好きで、テストプレイで他社ともバリバリに遊びまくっている。VPを造る、戦うプレイヤー側、ゲーム自体を造る側、それもひっくるめて、DPという世界が構築されていて、その世界が最高に楽しそうで、羨ましい!
34位 となりの怪物くん (ろびこ)
掲載誌: デザート
出版社: 講談社
ジャンル:ラブコメ
巻数: 13巻 (完結)
出会った時期: 大学生
成績優秀だけど周囲に興味のなかった水谷雫と、その隣の席の問題児、吉田ハル。二人と、愉快な仲間たちで送る青春群像劇。雫とハル、それに夏目さんやササヤン、ヤマケンや、大島さんたち皆が一緒にいて、ギャースカやったり、振り回されたりしながら、ちょっとずつだけど変わっていく。こんな青春を送りたいだけの人生だった。
あと、12巻で完結をみた本作ですが、13巻は丸々周りのみんなのその後が描かれます。ササ夏をしっかり1話をかけて描かれたり、優山さんの弟ハルとの思い出、本編で匂わせていた隆也くんと大島さんだったり、しっかりたっぷり読めて大満足。ろびこ先生も読者である我々も、とな怪の登場人物みーんな大好きですよね。
35位 R2 (箱田真紀)
R2 2―Rise R to the second powe (BLADE COMICS)
- 作者: 箱田真紀
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2003/10/10
- メディア: コミック
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掲載誌: コミックブレイド
出版社: マッグガーデン
ジャンル:ファンタジー
巻数: 2巻 (休載)
出会った時期: 高校生
ピザ屋で働く少年健太と、彼が出会った謎の幼女ミーム。二人の出会いによって止まっていた時が動き出し、健太のいる世界と、ミームとよく似たカノという女性のいる砂に覆われた遊園地の世界。二つの世界、あるいは時間から描かれるファンタジー漫画。
休載されたあとに出会いました。でも、ずっと続きが楽しみで、コミックブレイド増刊のブラウニーで連載再開した時には本当に嬉しくて。でも、ブラウニーも創刊号から続きは出ず、今に至るまで6年間沈黙が続いています。それでも、ずっと待ち続けるのは、あの世界の中で、健太とカノが再び巡りあう瞬間が読みたいから。どうか、今年こそ復活されますように。
36位 機動戦士ガンダム ムーンクライシス (松浦まさふみ)
機動戦士ガンダム ムーンクライシス 下巻 (2) (電撃コミックス)
- 作者: 松浦まさふみ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA(アスキー・メディアワ)
- 発売日: 1999/06
- メディア: コミック
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掲載誌: サイバーコミックス
出版社: バンダイ
ジャンル:ミリタリー
巻数: 2巻 (完結)
出会った時期: 高校生
クロスボーンガンダムと、ジョニー・ライデンの帰還は、同作者別作品をあげたので、今回唯一のガンダム漫画のランクイン。ユニコーンがアニメ化されたので、正史になることはもうないでしょうけど、ミネバ・ラオ・ザビを扱ったガンダム漫画としては、本作と逆襲のギガンティスも忘れないで下さい。
個人的に、Zタイプの可変MSの展開力だったり、ビーム兵器が装甲を焼くだけになっている描写とか、SFやミリタリーとしての面を強調したガンダムとして大好きです。あと、テロ組織「ヌーベルエゥーゴ」を率いるタウ・リンの悪役っぷりと、それを裏付ける宇宙世紀の暗い描写も良い。
37位 タビと道づれ (たなかのか)
掲載誌: コミックブレイド
出版社: マッグガーデン
ジャンル:ファンタジー
巻数: 6巻 (完結)
出会った時期: 大学生
ループする日常と、そこから抜け出すために5年前の町を探索する物語。それと、そこにある優しい言葉遊び。
ラストに向けて描かれる真実はとても残酷で、タビを突き落とす。だけど、それまでにタビが出会って変えてきた人たち、ユキタくん、ニシムラさん、カノコちゃん、クロネくん、トト、ツキコさん、彼らがタビを引っ張りだして、5年後に繋がる。コミックブレイドで読んでいて、ラストにかけての展開、繋がっていく気持ちの良さは、今でもずっと好き。
38位 世縒りゆび (騎崎サブゼロ)
掲載誌: アワーズライト
出版社: 少年画報社
ジャンル:ファンタジー
巻数: 1巻 (完結)
出会った時期: 大学生
錬金術士を指す「世縒り」という言葉。それに連なる過去の後悔と、願いとが繋がり、一人の女の子が金になる話。
とても良く練られた1冊完結の物語。最初は繋がりなんて知らずに読んでいき、不思議な物語だと思って読んでいくうちに、「よより」という言葉にすべてが繋がる。ただ、単純に思いの繋がりと、伏線を回収しただけではあるけれど、そこにあった物語の綺麗な構成に惹きつけられました。
39位 ファイブスター物語 (永野護)
ファイブスター物語 (12) (ニュータイプ100%コミックス)
- 作者: 永野護
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/04/07
- メディア: コミック
- 購入: 5人 クリック: 85回
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掲載誌: ニュータイプ
出版社: 角川書店
ジャンル:ファンタジー
巻数: 12巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
時空を超えるお伽話。これでもかと詰め込まれた巻頭の設定、年表などなど、その辺りについてはもはや説明不要でしょう。といっても、私もその設定を読むのとか楽しすぎるし、コマの中で動き回るMHや、騎士、ファティマ、ダイバーたちが格好良くてたまらん。また、話の展開自体はシンプルに熱い展開が多く、読み味としてはすっきりしてる気がします。
とりあえず、魔導大戦の結末だけは見たいです。永野先生、お願いします。
40位 EDEN 〜It's an Endless World!〜 (遠藤浩輝)
掲載誌: アフタヌーン
出版社: 講談社
ジャンル:SF
巻数: 18巻 (完結)
出会った時期: 大学生
クロージャーウィルスの大流行により滅びかけても、まだどうしようもなく歪んでいる未来世界にて。「あ、この娘可愛いな」と思った女の子が尽く無残な死に至る漫画。例外はない。
神がいるなら、試練とかそういうレベルじゃなくて、人類を殺しにかかってるわ。マジ容赦ない。そんな絶望しかない世界で、どうしようもないくらい汚れながら、生きていく力強さ。そういうところが好きなのかも。 あとね、ラストの中年3人がかっこ良すぎました。
41位 実は私は (増田英二)
掲載誌: チャンピオン
出版社: 秋田書店
ジャンル:ラブコメ
巻数: 8巻 (続刊)
出会った時期: 社会人
「実は私は」に続く何かしらの秘密(吸血鬼、宇宙人etc)を持った女の子たちと、アナザル(穴の空いたザル)こと、バカ正直すぎてなんでも顔に出てしまう黒峰朝陽の送るラブコメな日々。今、最高に楽しくてニヤニヤが止まらないラブコメ。
この漫画、ポンコツすぎてサラリと秘密をバラしてしまうアホな女の子たちと、朝陽くんが秘密を隠そうとあたふたするのが楽しい。それと、もうひとつの「実は私は」がラブコメのギミックとして、最高に萌える。それが明かされる時、心臓の高鳴りがえらいことに。特にド外道幼馴染みかんのそれが明かされた時なんか、布団の上で足をバタバタするのが止まりませんでした。
42位 げんしけん (木尾士目)
掲載誌: アフタヌーン
出版社: 講談社
ジャンル:大学生
巻数: 16巻 (続刊)
出会った時期: 高校生
こっち側に落ちることになった戦犯。や、それまでに下地は十分できていましたけどね、最後に背中をドンと押して突き落としたのがコレ。なんて言ってみても、ヲタとして十分楽しい大学生活を送らせてもらったので、ただただ感謝しかございません。
それはそうと、実際大学でそういうサークルに入ってみて、空気感がまんまですよね。世代の移り変わりも、とても納得して読めた。斑目に感情移入して読んでいたという人もよく見かけますが、たぶん自分は笹原か荻上(あるいはくっちー)の世代として読んでた気がします。斑目のような、知識とかジャンルの幅広さのあるサークルの先輩たちに憧れがあったし、そういうところが笹原と自分のリンクするところかな、と。
43位 まじめな時間 (清家雪子)
掲載誌: アフタヌーン
出版社: 講談社
ジャンル:人生
巻数: 2巻 (完結)
出会った時期: 大学生
交通事故で死んだ少女、一紗。彼女が浮遊霊として過ごし、自分を失った家族、友人たちを見て、苦しみながらも、ほんの少し手を出せた、そんな時間のお話。
この漫画の上手いと思うところは、表情です。1巻のもやもやしたいたたまれなさから、2巻の熱い展開へと繋がり、母親に人形を渡せたのちの、一紗の表情。この一紗の表情というのが、ストレートに響く。1巻表紙のいたたまれない、あの一紗の表情から、2巻の晴れた表情にたどり着いたこと、その結末を迎えることができて、ホッとしました。
確かに10代の少女の死という重く残酷な物語ではあるんですが、病院で亡くなった少年の「さみしいけどそんなに悪くないよ」という言葉が、この漫画の空気を表していると思います。
44位 BUTTER! (ヤマシタトモコ)
掲載誌: アフタヌーン
出版社: 講談社
ジャンル:青春
巻数: 6巻 (完結)
出会った時期: 大学生
社交ダンス部の青春モノ!これスポーツとか部活って分類がしっくりこなくて、青春って言われるとソレダ!となる。
や、あの最初に出てくるいじめっ子がさ、本気で胸糞悪くて困る。そういうの描くの上手いよなぁ、ヤマシタトモコ先生。でも、それがあるから、その後の「超ウケル!」がすごく映えた。あの1話に完全にやられて、あのあとの端場くんが好きで、彼がどう進んでいくかにずっと注目して見ていた気がします。
45位 真夏の国 (喜多尚江)
掲載誌: 別冊花とゆめ
出版社: 白泉社
ジャンル:恋愛
巻数: 3巻 (完結)
出会った時期: 大学生
Kiss me ダーリン×3でも書きましたが、初めて読んだ少女漫画。大国から追われる少女千世を、千世を一途に思う暴走少年厚士がひたすら追いかけるボーイ・ミーツ・ガール。好きな娘のためなら、どこまでも、どんな危険なところでも、どんな無茶でもやってのける。恋する一途な少年は最強だよね。
あとですね、絵柄がとても好きです。たぶん、最初に読んだ少女漫画として、喜多先生の絵柄が刷り込まれてる気もしますが、この細い線で描かれる男の子、女の子が可愛いくてたまらんです。
46位 放浪息子 (志村貴子)
掲載誌: ビーム
出版社: エンターブレイン
ジャンル:ジェンダー
巻数: 15巻 (完結)
出会った時期: 大学生
女の子になりたい二鳥くんと、男の子になりたい高槻さんのお話。読んでいるうちに、成長していく二鳥くんたちを見守る親戚のおじさんの気分になってきた。はじめは小学生だった彼らが、中学生、高校生へと成長していくのが、なんというか「あんなに小さかった子がもう高校生かぁ」と感慨深いものがありました。
47位 ポーの一族 (萩尾望都)
掲載誌: 別冊少女コミック
出版社: 小学館
ジャンル:ファンタジー
巻数: 9巻 (完結)
出会った時期: 大学生
バンパネラの少年エドガー。文字通りの永遠の少年であるエドガーと、それに関わった人々のお話。長命種族、あるいは永遠に生きる存在と、短命種族である人間との物語。そこにある切なさのようなもの、それが好きで好きでたまりません。
それと、ポーの一族は、漂白の時の中にあるエドガーが出会った人々、必ずしも良い出会いとも限らないけれど、そういった人々から語り継がれ、ラストで繋がっていく。その繋がりも好きだなぁ。
48位 キャリアこぎつねきんのもり (石井まゆみ)
掲載誌: コーラス
出版社: 集英社
ジャンル:家族
巻数: 5+6巻 (完結)
出会った時期: 大学生
両親の死と、祖母からの虐待によって、人形のようになったしまった童子(わらし)。親戚中をたらい回しにされ、最後に行き着いたのは、キャリアとして働く女性、條辺早歩。童子にも、童子に付随する遺産にも、興味がないどころか、迷惑にすら思っていた早歩だが、幼い童子との生活に悪戦苦闘する中、次第に童子も早歩も心を開いていく。
「きんのもり」のラストでは、童子は狐面を外し、早歩に本当の顔と、本当の名前を明かす。そこまでの二人の道のりの積み重ねも相まって、本当に良いラストになっています。
また、続編の「きんのもり」では、早歩のキャリアと子育て、結婚をどうバランスをとって選択していくかを描いています。こちらも、揺れ動く社会人女性と娘、周囲の人間関係がとても興味深い良作です。
49位 アンダーザローズ (船戸明里)
Under the Rose 7 春の賛歌 (バーズコミックス デラックス)
- 作者: 船戸明里
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2011/09/26
- メディア: コミック
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掲載誌: comicスピカ
出版社: 幻冬舎
ジャンル:家族
巻数: 8巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
ロウランド伯爵家の陰と陽。グレース・キングの死、伯爵婦人アンナの絶望した眼差し、庶子を含む8人の子供たちと母親たち。どこか歪んでいる。外から迎えられた庶子のライナス・キングや、家庭教師のレイチェル・ブレナンによって、その歪みが読者へと提示されていく。特に、身分にこだわらない、温厚な人柄を持つ伯爵自身とのギャップから、歪みが際立っていく。
しかし、伯爵が子供たちへ注ぐ、平等な愛情は紛れもない本物であり、子供たちの日常には明るく日が差している。その光と影を含めてこの作品であり、それもひっくるめて好きです。
50位 群青学舎 (入江亜季)
掲載誌: ビーム
出版社: エンターブレイン
ジャンル:ファンタジー
巻数: 4巻 (完結)
出会った時期: 大学生
中世だったり、ファンタジーだったり、近代だったり、現代だったり。自然の中で感じる不思議な話、ちょっとおかしくて変な話、王国を追われた姫様の話や、親からの巣立ちの話などなど。とにかく入江亜季先生の描きたいものを、いっぱい詰め込んだ、そういう漫画。どれもこれも好きな話だらけで、読んでいて本当に楽しい。
51位 Jの総て (中村明日美子)
掲載誌: マンガ・エロティクス・エフ
出版社: 太田出版
ジャンル:ジェンダー
巻数: 3巻 (完結)
出会った時期: 大学生
中村明日美子先生の細く流れる線によって描かれる一人の人間「J」の半生。
初めて読んだBL。確か、最初に読んだ時は嫌悪もあったと思う。でも、流れるように進む物語に惹き込まれ、登場人物たちの抱えるトラウマや葛藤、情愛の果てに、エンディングで描かれる幸いに辿り着けたこと、それが素直に嬉しかった。
52位 まちあわせ (田中雄一)
田中雄一作品集 まちあわせ (KCデラックス アフタヌーン)
- 作者: 田中雄一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/06/23
- メディア: コミック
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掲載誌: アフタヌーン
出版社: 講談社
ジャンル:SF
巻数: 1巻 (完結)
出会った時期: 大学生
人間と、他の生物の"共存"を描いた短篇集。ただ、その共存は綺麗なものではなく、人間にとって、いや、現代人の我々の感覚からすれば、本当に嫌悪しか無い。
とうとう、これが世に出てしまったか。収録作「害虫駆除局」をアフタヌーン四季賞で読んで以来、嫌なくらいずっと忘れられない存在。それが収録された四季賞ポータブルが視界に入るたびに目をそらしてしまうくらい嫌。なんでこれを"好きな"漫画のベスト100に入れてるんだ、私。そうは言いつつも、昨年何度も再読してしまっている。
53位 がらくたストリート (山田穣)
掲載誌: バーズ
出版社: 幻冬舎
ジャンル:ジュブナイル
巻数: 3巻 (完結)
出会った時期: 大学生
子供と夏と宇宙人と神様と。ジュブナイルにSFと伝奇と多種多様な方面のヲタ知識をぶち込んで、こねくり回して遊んだ漫画。これもまた憧れる世界だよなぁ。や、訂正しよう、出てくる子供や兄貴の博識に憧れる。こういう薀蓄垂れてみてぇ。個人的に、妖怪ハンターが出てきたのがツボすぎて、それだけで結構高評価です。
54位 ハクメイとミコチ (樫木祐人)
掲載誌: ハルタ
出版社: エンターブレイン
ジャンル:ファンタジー
巻数: 2巻 (続刊)
出会った時期: 社会人
子供の頃読んだ絵本に、14匹のねずみシリーズがあります。ツクシと同じくらいのサイズのねずみ達が、木のテーブルを囲んで食事をしたり、あのサイズで餅つきをしたりしてる。子供の頃、あの世界に強い憧憬を感じたのを覚えてます。
それをこうして、小人たち、動物や虫たちの世界として描かれると、もう、惚れ込んじゃいましたよ。だって、憧れた世界がそこにあるもの。それと、飯が美味そう。ハルタの中では、乙嫁、ダンジョン飯に並ぶ良飯漫画でもあります。
55位 ひとりぼっちの地球侵略 (小川麻衣子)
ひとりぼっちの地球侵略 3 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
- 作者: 小川麻衣子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/05/10
- メディア: コミック
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掲載誌: ゲッサン
出版社: 小学館
ジャンル:SF
巻数: 6巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
ゲッサンで一番楽しみな連載。地球を侵略しにやってきた宇宙人の少女と、10年前の事件が原因で彼女の心臓を埋め込まれた少年。二人が共犯者となり、ほかの宇宙人から地球を守る少年漫画。
宇宙人、大鳥望の操る力というのが、ちょっと不思議な力なんですよね。超科学とかESPとかそういう方向でもなくて、もっと精神的な、魔法みたいな、たぶん因果律でもいじってるんだろうか、そういう力で、それもまたこの可愛らしい絵柄にマッチしています。可愛らしい絵柄を支えてるのは、上手いデフォルメ感覚。これ、たぶんですけど、ポケスペの真斗先生辺りが影響してるんじゃないかな?どうかな?
56位 清々と (谷川史子)
掲載誌: アワーズ
出版社: 少年画報社
ジャンル:恋愛
巻数: 2巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
ご機嫌よう、がデフォのお嬢様女子校を舞台に、十人十色な少女たちが精一杯頑張って、友情を深めたり、恋愛をしたりするお話。オムニバスの名手、谷川史子先生ですが、「清々と」はその作品群の中でも非常に高純度な少女たちの青春が詰め込まれています。特に、1巻の幼馴染の話!あれね、雑誌で読んだ時、布団の上で転げまわりましたからね。最高に萌えます。
57位 らいか・デイズ (むんこ)
掲載誌: まんがホーム
出版社: 芳文社
ジャンル:コメディ
巻数: 17巻 (続刊)
出会った時期: 社会人
クラスメイトの勉強をめんどうみたりするのはもちろん、先生のお仕事まで手伝えてしまう、スーパー小学生らいかちゃんの日常。もはや何度目かもわかりませんが、毎回毎回、らいかちゃんと(一方通行の)ライバルの竹田くんのほのぼの小学生らしいバレンタインがとてもニヤニヤできます。そういうニヤニヤ漫画としても最高なんですが、私、こういう大人びた、出来た子の見せる子供らしさみたいなのが大好きでね。周りの大人が良い意味で適当な人(いやダメな大人でもあるけど)が多いので、それが適度に力を抜かせてくれて、ほっとします。
58位 僕らはみんな河合荘 (宮原るり)
掲載誌: アワーズ
出版社: 少年画報社
ジャンル:ラブコメ
巻数: 5巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
恋愛ラボと迷ったけど、やっぱこっちのが萌えるかなぁ。宇佐くんが高校入学時に入った下宿にいたのは、本の虫でぼっちな、でも可愛い律先輩。宇佐くんが律っちゃんとの距離を縮めようとすると、律っちゃん先輩は逃げるし、適度に距離をとっていないとダメ。うわー、律っちゃん面倒くさいなー、宇佐くん頑張るなー。でも、徐々に律っちゃん先輩が心を開きつつあって、時々見せる赤面に禿げ萌えるわけで。ああー、こいつら早くくっつけばいいのにー、とは思うけど、まだしばらくモダモダしてるの見たいジレンマ。
59位 Cat Shit One '80(小林源文)
Cat Shit One'80 VOL.1 キャット・シット・ワン '80 1巻
- 作者: 小林源文
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2008/04/30
- メディア: コミック
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掲載誌: COMBATコミック
出版社: ソフトバンククリエイティブ
ジャンル:ミリタリー
巻数: 9巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
アメリカ=ウサギ、ロシア=クマ、ベトナム=ネコ、日本=サルなど、各国の人間を動物で置き換え、バタ臭い雰囲気を見事に抑えて描いた戦争もの。前作、Cat Shit Oneではベトナム戦争が舞台だったが、'80では80年台の冷戦下が描かれる。フォークランド紛争や、アフガン戦争、駐英イラン大使館占拠事件での対テロ戦闘などで、主人公パッキー(ウサギ)が活躍する。
個人的に、80年台は生まれる前か、物心付く前であると同時に、教科書でもチラッと触れる程度で、ほとんど未知の時代。それをこういう側面から見れるのは面白かったですね。
60位 シャーマンキング (武井宏之)
掲載誌: ジャンプ
出版社: 集英社
ジャンル:バトル
巻数: 32巻 (完結)
出会った時期: 中学生
世代ですな。毎週のジャンプが本当に楽しみで楽しみで、ずっと追いかけてました。それだけにプリンセスハオは衝撃でした。あの終わらせ方が、じゃなくて、マンキンが終わってしまったという事実が。その後、最近になって購読再開するまでの数年間、ジャンプ空白期間ができたのも、それが原因。でも、完全版は本当に嬉しかった。ああも見事にマンキンの全てをフォローし、完全な最終回が読めたことは、マンガ人生においても幸いでした。プリンセスハオの怨念、晴れました。
61位 ロトの紋章 (藤原カムイ)
ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 完全版1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックスデラックス)
- 作者: 藤原カムイ,川又千秋
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2012/03/12
- メディア: Kindle版
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掲載誌: ガンガン
出版社: スクエニ
ジャンル:ファンタジー
巻数: 21巻 (完結)
出会った時期: 高校生
ドラゴンクエストの世界を、スケールとリアリティを拡大しまくったガンガン初期の名作。たったひとりの勇者のために、10万匹の獣系モンスター軍団をぶつけて消耗させるなど、壮絶な死闘は見ごたえあり。このエピソード、獣王グノン編は一度離れた親友の帰還や、最後のケンオウであるポロンの覚醒、一度は勇者アルスを見捨て、魔王軍へ放り出したアリアハンの人々が立ち上がるなど、本当に見どころ満載で一番好きなエピソードですね。
62位 夢幻紳士 (高橋葉介)
夢幻紳士 (冒険活劇篇5) (ハヤカワコミック文庫 (JA858))
- 作者: 高橋葉介
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/08
- メディア: 文庫
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掲載誌: キャプテン
出版社: 徳間書店
ジャンル:伝奇
巻数: -巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
色々とトチ狂った昭和世界で、少年探偵 夢幻魔実也が奇っ怪な事件の頭おかしい真相を明かしていく。怪奇編、幻想編等々、いくつかのシリーズがある本作ですが、個人的には冒険活劇編が一番好きかな。どこか間抜けた警部、怪しい中国人、お転婆ヒロインといった個性豊かな面々と、魔実也少年がところ狭しと活躍する楽しいエピソードになってます。もちろん、おどろおどろしい怪奇編ほかの高橋葉介先生らしい狂気の世界も大好きです。
63位 つづきはまた明日 (紺野キタ)
つづきはまた明日 (4) (バーズコミックス ガールズコレクション)
- 作者: 紺野キタ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2013/04/24
- メディア: コミック
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掲載誌: スピカ
出版社: 幻冬舎
ジャンル:家族
巻数: 4巻 (完結)
出会った時期: 社会人
父と息子と娘の3人暮らし。父子家庭ゆえか、長男の杳(はるか)はとても大人びていて、幼い妹の世話から、料理までこなすよく出来た小学生。でも、時折見せる子供らしさ、例えば好きな子の前だと少し赤くなったりとか、それを見てとてもホッとする。どこが好きかと聞かれれば難しいですが、なんというか、そういうワンシーン全てが好き、という回答でいいでしょうか。
64位 リュウマのガゴウ (宮下裕樹)
掲載誌: アワーズ
出版社: 少年画報社
ジャンル:SF
巻数: 6巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
人類の敵、白皮(ハクヒ)に怯え暮らす人類。人々の唯一の希望は、リュウマと呼ばれる英雄。だが、作中で登場するのは、名を騙るだけの小物や、前の"リュウマ"から名と力を受け継いだ者だけ。そこに本物はいない。また、リュウマを名乗った者達は皆、例外なく死んでいった。"リュウマ"という虚構と、絶望に彩られた世界。
しかし、白皮との戦いの中で死んでいった、リュウマの雅号を繋いでいった彼らの全てが嘘だったのだろうか。そこにあった意志、受け継がれたモノは嘘だけなのか。そして、繋いでいった先、最後のリュウマには希望はないのだろうか。恐らく、そのリュウマという嘘が、いつか反転し、本物に変わる時が来る。その瞬間に立ち会いたうために、ずっとこの漫画を追いかけています。
65位 MAMA (売野機子)
掲載誌: @バンチ
出版社: 新潮社
ジャンル:人生
巻数: 4巻 (続刊)
出会った時期: 社会人
とても美しい歌声をもった男子が生まれることがある。その子は普通に変声期を迎えることもあれば、歌声の美しさが頂点に達し、天使の歌声を手に入れることもある。ただし、その歌声を手に入れた少年は命を失い、ほんとうの天使になる。
残酷な世界。どう足掻こうとも、不平等にその死は訪れる。そして、それが名誉とまでされる世界。そんな天使候補の少年達が集められる寄宿学校(クワイア)が舞台となり、少年達の心の動きが描かれる。天使への憧れ、死への恐怖、より才能のある仲間への嫉妬、母の愛に対する渇望。どうしようもなく最低の世界だが、そこにある少年達の心にどうしようもなく惹かれてしまう。
66位 MOONLIGHT MILE (太田垣康男)
掲載誌: スペリオール
出版社: 小学館
ジャンル:SF
巻数: 23巻 (続刊)
出会った時期: 高校生
すぐ明日にでもありそうな、強烈なリアリティをもって存在している近未来。そこで繰り広げられる月面開拓。そのリアリティを担保しているのは、現在、現実に実用化されつつある、あるいは研究中、構想中の技術がSFとして上手く組み込まれているから。のみならず、作中で登場する男達、女達の深い深い業と欲によって、その宇宙開発が突き動かされている。さらにアメリカ、中国という大国の思惑までも複雑に絡み合い、大きなうねりとなっている。今まさに動いている時代が最高に燃える。
個人的に、サンダーボルトよりこっちを再開して欲しいです。あれはあれですっげー面白いんですけどね、わたしゃMOONLIGHT MILEが読みたいんだよぉ!
67位 満ちても欠けても (水谷フーカ)
掲載誌: Kiss Plus
出版社: 講談社
ジャンル:お仕事
巻数: 2巻 (完結)
出会った時期: 大学生
昨年、何度も再読するうちに良さがじわじわとわかってきました。全体を通して、ラジが好きな人、ひとりひとりにスポットをあて、1話1話綺麗にまとまった良作オムニバス。ラジオ番組のパーソナリティ、スタッフはもちろんのこと、ラジオ局の警備員さんや、初めてラジオを聞いたばかりの駆け出し美容師などなど。それぞれがそれぞれの思いをもって、ラジオが好きなんだ、と素直に思える、じんわりとくる良い漫画です。
68位 となりの801ちゃん (小島アジコ)
掲載誌: Kiss Plus
出版社: 講談社
ジャンル:お仕事
巻数: 2巻 (完結)
出会った時期: 大学生
私、中学の頃から、ネットの2次創作、それも男女カップリングにどっぷり浸かってきた人間なんです。萌え、は好きなキャラ同士のイチャイチャから感覚的に覚えたし、ハマったカプはサーチエンジンからリングから同盟から拾えるものは全て漁ったりしていた。が、現実世界でそういう楽しみ方をしている人にあったことがない。
だから、このマンガを初めて読んだ時は衝撃でした。BLとの違いはあれど、初めてこの趣味であるある!と思えた。それって結構嬉しかったんです。ああ、自分だけじゃないんだって。今こうして、萌えに素直になれるのは、801ちゃんのおかげ。
69位 ガーフレット寮の羊たち (もとなおこ)
掲載誌: プリンセス
出版社: 秋田書店
ジャンル:青春
巻数: 4巻 (続刊)
出会った時期: 社会人
寮内、あるいは学内で繰り広げられる、次期寮長(ナイト)を巡る頭脳戦。情報を集め、相手を出し抜き、ここぞという時に活躍し、名声を集める。抜け目ない彼らの静かな戦いの中で得難い経験をし、また、それだけでは全てがうまく行かないこと、それが楽しいことだと彼らは知る。大人、先生すらも手玉に取る彼らの刺激的な日々が楽しい漫画。
70位 Aventura (翠川しん)
掲載誌: シリウス
出版社: 講談社
ジャンル:ファンタジー
巻数: 5巻 (続刊)
出会った時期: 高校生
作者はMissingの挿絵を担当されていた翠川しん先生。翠川先生の繊細な絵柄で描く、剣と魔法の学園冒険譚。この細い線から描かれていく魔法生物たちがまーた、可愛いし、カッコイイし、たまらんのですよ。休載が長いこともあり、久しく再読していないため、以前より順位をさげてはいますが、再開すればまた上位20作に入るくらいの熱量はあると思う
71位 魔女と猫の話 (四宮しの)
掲載誌: ねこぱんち
出版社: 少年画報社
ジャンル:ファンタジー
巻数: 1巻 (完結)
出会った時期: 社会人
魔法学校に通う少女たちと、その相棒となる猫たちのお話。彼女たちの体験や、心の中の不安、優しさ、それら全てが彼女たちの魔法にリンクしているんですよね。でも、それに幼い彼女たちはまだ気付けていない。だから、相棒となった猫達が彼女達を支え、俯きそうになったら髪を引っ張ったり、喧嘩したりしながら、一緒になって成長していく。その成長していく過程がとても丁寧に描かれていて、それとリンクする魔法と精霊の世界もまた輝いて見えます。
72位 ラテン (高畠エナガ)
掲載誌: スーパーダッシュ&ゴー
出版社: 集英社
ジャンル:ラブコメ
巻数: 1巻 (完結)
出会った時期: 大学生
閃光のライトニングハイド、ZELBESTY、そして、ついに単行本が世に出たか!エナガが来た!待ってた!と、当時大興奮だったのを覚えてます。
久しぶりに再読してみましたが、やはり、ラテンが可愛いし、動く動く。この勢いを持った絵と、それが躍動する物語。それがエナガ先生の力ですよ。表紙のラテンの表情、それに惹かれるところがあるなら、ぜひ読んでみてほしい漫画。というか、となりのヤングジャンプ公式で丸々読めるので、まずはそこで読んでくるよろし。
73位 僕らの家族ごっこ (Re:)
学生組―悪魔は隣の席― - pixivコミックで漫画を無料試し読み
掲載誌: Web個人サイト
出版社: -
ジャンル:家族
巻数: -巻 (シリーズとしては続)
出会った時期: 社会人
個人サイトで連載されていたWeb漫画。本作は学生組と題された連作のうちの1作。家族ごっことはエピソードが違いますが、ジーンpixivで学生組の連載が始まったのでそちらを貼っておきます。
夜な夜な野犬を殺して解体していた高校生、蔦原英司。重い病を抱え彼に私を殺してという彼の同級生、藤咲菫。親に置いてけぼりにされてしまった幼い男の子、青葉。後ろ暗さを残しつつも、描かれる幸せな3人の擬似家族劇。
一昨年、一番ニヤニヤさせてもらった。英司くんと藤咲さんがひっついているのが可愛くてしょうがない。と同時に、青葉が素直な良い子で頭なでたい。この3人の空間が本当に愛おしくて大好きです。
74位 罪と罰 (鈴木有布子)
掲載誌: ウィングス
出版社: 新書館
ジャンル:家族
巻数: 3巻 (完結)
出会った時期: 大学生
家族と家と、ずっとそこに在る神さんのお話。放蕩親父の作った借金で絶体絶命の危機に陥った一色家。危機を脱するため解き放ったのは、200年に渡り封印されてきた呪いをもたらすという神様。が、しかし、蓋を開けてみればその神様とは、座敷わらしだったとさ。そこから始まる神さんと一色家のほのぼのホームコメディ。そして、担い手が変わろうとも、いままでも、これからもずっと続いていく物語です。
田舎の実家暮らしの身としては、家を継ぐこと、繋いでいくことをこうも幸せに描かれると、自分もこうして繋いでいって、その家の物語の一部になりたいな、と素直に思える。歳を重ねると読み味が変わりそうな予感もするので、ずっと手元に置いておきたい作品です。
75位 俺と彼女と先生の話 (トジツキハジメ)
掲載誌: ウィングス
出版社: 新書館
ジャンル:伝奇
巻数: 3巻 (完結)
出会った時期: 大学生
亡き姉をこの世に繋ぎ留める、重く淀んだ情愛。都市伝説、伝奇要素と、この手の肉親への深くて重い情念って本当に相性がいいですよね。そこにB系男子という、作者の趣味そのものをぶち込んでいるのに、物語として成立している。適度にポップなくせに薄暗い雰囲気を維持してるのが、不思議というか、面白い漫画。
76位 魔法使いの嫁 (ヤマザキコレ)
掲載誌: コミックブレイド
出版社: マッグガーデン
ジャンル:ファンタジー
巻数: 2巻 (続刊)
出会った時期: 社会人
昨年のイチオシ。濃密な魔法の世界を、緻密な描き込みによって紙に落としこんでいる。その世界が本当に愛おしくて、ずっと眺めていたくなるマンガ。
その世界で描かれる物語は、チセという少女が世界で寄る辺を探す旅です。"見える"ことで周囲の人間からから遠ざけられ、そこでの生に絶望していた少女が、魔法使いエリアスの弟子となり、あちらの世界で生きる人々、妖精やドラゴンを始めとする隣人と出会い、世界に触れる。そして、いつかタイトルの通り、魔法使いエリアスの嫁となることでしょう。それはチセだけでなく、長い時を漂泊し続けてきたエリアスにとっても、大切な寄る辺となるはずです。どうか、その終着点が幸せな場所でありますように。
77位 STREGA! (米村孝一郎)
掲載誌: ウルトラジャンプ
出版社: 集英社
ジャンル:SF
巻数: 3巻 (完結)
出会った時期: 大学生
極限の速度、空間を駆け抜ける中での高揚と疾走感。これこそが米村孝一郎漫画の本質ではないでしょうか。それを全開で引き出すための舞台が、この漫画におけるSF設定と、SF世界です。その狙いが見事に合致しているからこそ、強く強く風を感じる漫画なんだと思います。
78位 コンビニDMZ (竿尾悟)
掲載誌: アワーズ
出版社: 少年画報社
ジャンル:ミリタリー
巻数: 5巻 +1 (完結)
出会った時期: 大学生
「いらっしゃいませ!! 野郎ども(ファッキンガイズ)!!」
3つの勢力が争う戦地のど真ん中、唯一の非武装地帯(DMZ)にある1軒のコンビニ。これは戦場を駆ける兵士達のニーズに答えるべく奮闘するコンビニDMZ店員たちの、戦いの記録である。1発ネタといえばそれまでですが、竿尾先生の大好きなミリタリーという非日常要素を全開にしつつ、コンビニという最強の日常要素を融合しながらも、バランスのとれているトンデモないマンガ。
79位 あずさゆみ (釣巻和)
掲載誌: Cocohana
出版社: 集英社
ジャンル:恋愛
巻数: 1巻 (完結)
出会った時期: 社会人
家がお向かい同士の幼なじみの二人。中学に上がり、互いに異性として認識し始め、ぎこちない関係になったりしながら、一歩二人の関係を進める。幼なじみモノとしては定番シチュではあるものの、それを正面から、1冊にぎゅっと濃縮して描いているだけに、幼馴染スキーとしてはたまらない作品。さらに幻想風景のエッセンスも加わり、釣巻和先生らしい綺麗な1巻完結マンガになっています。
80位 パレス・メイヂ (久世番子)
掲載誌: 別冊花とゆめ
出版社: 白泉社
ジャンル:恋愛
巻数: 2巻 (続刊)
出会った時期: 社会人
星界の紋章を見てから、高貴な、それも皇族王族女性の立ち振舞、独特な話法が好きになりましてね。恐れながら陛下はラフィール殿下以来の逸材にあらせられます。
それはさておき、この二人の恋の行方がどうなるか、それがこの物語の本筋です。身分違い、まして、天皇という重い地位についている彰子様。果たして、この恋は秘めた恋として終わるのか、それとも結実するのか。どうなるか目が離せない。そして、彰子様の御園だけに見せる笑顔が眩しい。
81位 堀さんと宮村くん (HERO)
堀さんと宮村くん おまけ(6) (ガンガンコミックスONLINE)
- 作者: HERO
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2014/10/27
- メディア: コミック
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掲載誌: ガンガンオンライン
出版社: スクエニ
ジャンル:ラブコメ
巻数: 10巻 +6(おまけ) (続刊)
出会った時期: 大学生
短篇集とどっちにしようか迷ったけど、やはりHERO先生っつーとこっちですかね。思春期の少年少女の悩みあれこれを本筋にしつつ、ひたすら愛しいくだらない日常にいる高校生たちを描いたマンガ。ずっと追っかけていくうちに、その本筋がどうでもよくなって、あのコマの中でバカやってるあの子達が好きで追っかけるようになっていきました。だから、本編が終わってからのおまけも好きで、たまに再読しに行ったり。
82位 少年魔法士 (なるしまゆり)
掲載誌: ウィングス
出版社: 新書館
ジャンル:ファンタジー
巻数: 17巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
とても残酷で歪な世界で生きてきたカルノ。日本のごくごく普通の日常を生きてきた勇吹。彼らはそれぞれ悍ましいまでの異能を持つ。全く異なる世界で生きてきた二人が出会うことでこの残酷な世界は加速していく。
20年に渡る連載の、その終局はもうすぐ。ざっくざっく人が死んでいく、嫌になるほど怖くて歪んでいる物語が、どういった結末を迎えるのか。カルノと勇吹、二人の少年の出会いは、最後に何をもたらすのか。楽しみで仕方がないです。
83位 レヴァリアース (夜麻みゆき)
掲載誌: Gファンタジー
出版社: スクエニ
ジャンル:ファンタジー
巻数: 3巻 (完結)
出会った時期: 大学生
兄の敵討の旅に出たウリックと、その旅についてきた魔法使いで王子のシオン、旅の途中で出会った妖精のレム。兄の足跡をたどる、3人のほのぼの冒険記。絵柄も、キャラクターたちのやりとりも、ほのぼのーっとしているけども、その子たちが立っている世界は濃厚なファンタジー世界。そして、ラストバトルの白熱と、終わったあとの静寂。可愛らしいお話と思って、侮る無かれ。間違いなく、自分の100位に食い込む熱量は持っている。
84位 赤髪の白雪姫 (あきづき空太)
掲載誌: LaLa
出版社: 白泉社
ジャンル:ファンタジー
巻数: 12巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
赤い髪の少女、白雪と、第二王子、ゼン。二人の身分を超えた対等な友情がとても素敵なマンガ。対等に、隣を歩くために、お互いの立場で努力をしていく関係。そして、その先の、恋と将来。それが国をいい方向へ動かすのではないかという、予感。その予感が結実するところが、このマンガのラストなんだろうな、と思います。
余談ですが、この二人の出会いのきっかけになった、隣国のラジ王子。彼は珍しい赤髪の白雪に愛妾にならんかと追手を差し向ける程度にはダメ王子だったわけですが、白雪とゼンとの出会いを経て、王子としての自覚をもっていくんです。そして、白雪にある称号を与えることに。このラジ王子の成長もまた、このマンガの魅力の一つです。
85位 プレゼントは真珠 (斎藤けん)
掲載誌: LaLaDX
出版社: 白泉社
ジャンル:ラブコメ
巻数: 4巻 (完結)
出会った時期: 大学生
使用人達におもちゃにされるくらい、ひっっっじょうにヘタレで純粋なお坊ちゃんエドワードと、超ドSで経営もなんでもヤリ手な伯爵令嬢"真珠"の二人の織りなすニヤニヤラブコメ。ヘタレな坊っちゃんが時折見せるストレートな愛情の不意打ちに、普段はポーカーフェースなドSお嬢様が赤面。ハゲ萌える!
そして、坊っちゃんをからかって遊ぶの大好き筆頭である、執事のアーサー、名前のついていないけど個性的なメイドさん達、彼らが本当に魅力的なんです。普段、あれほど坊っちゃんを茶化して遊んでいた彼らが最終回、苦難を乗り越え結ばれた二人の裏で、「坊っちゃんよかったね」と嬉しくて泣いていたこと、私は忘れません。
86位 おもちゃのお姫様 (ジェームズほたて)
掲載誌: ヤングコミック
出版社: 少年画報社
ジャンル:ラブコメ
巻数: 3巻 (完結)
出会った時期: 大学生
ヤングコミック掲載のえっちぃマンガ。大人のおもちゃを作っている下町工場の一人娘である姫と、そこに転がり込んでバイトをすることになった大学生ハチ。そこから始まるのはもちろんエロラブコメ。もちろんエロは素晴らしく良い、すこぶる良いですよ。ですがね、私としては、姫とハチのイチャラブが鼻血でそうなくらい可愛くてね、んもう大好きなんすよ。
87位 笑えない理由 (望月花梨)
掲載誌: 花とゆめ
出版社: 白泉社
ジャンル:恋愛
巻数: 4巻 (完結)
出会った時期: 大学生
昔々あるところに笑顔の非常に可愛らしい女の子がおりました。その子は男の子に(好きな子にいじわるしちゃうアレで)笑顔が凶悪なまでのブスと言われ、それ以来、人前で笑顔を見せなくなってしまったのでした。。。という、笑えなくなったお姫様を、素直になれないが故に呪いをかけてしまった張本人である少年が、苦戦しながらも頑張って少女に笑顔を取り戻す。という思春期の女の子男の子を描いた少女漫画らしい名作。
88位 夜刀の神つかい (志水アキ)
掲載誌: バーズ
出版社: 幻冬舎
ジャンル:伝奇
巻数: 12巻 (完結)
出会った時期: 大学生
壮絶な死に様を突きつけてくるキャラクター達、よくわからんが概念的なSF世界、それが志水アキ先生の作画により高いレベルで結実しているマンガ。個人的に、日本刀警官な久米巡査と、敵方のガチムチ巨漢忍者の峅杷、この二人の凸凹コンビが好きです。
89位 LAMPO (上山徹郎)
ランポ 1―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)
- 作者: 上山徹郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1997/04
- メディア: コミック
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掲載誌: コロコロ
出版社: 小学館
ジャンル:SF
巻数: 4巻 (完結)
出会った時期: 小学生
幼いころ、最初に出会ったリアルな絵柄、ヴァイオレンスなバトル描写、SF未来世界。あのときの衝撃は未だにランポの世界を鮮明に記憶にとどめている。間違いなくここで埋め込まれた因子が、以降の自分の漫画趣味の下地になっています。
90位 炎の転校生 (島本和彦)
掲載誌: サンデー
出版社: 小学館
ジャンル:ギャグ
巻数: 12巻 (完結)
出会った時期: 大学生
勢い。それは最強の武器。その武器でゴリゴリ滝沢の肉体をすり潰しながら、物語を大団円まで押し通しきったその手腕に、「おしみない拍手をおくろうっ!!」
91位 それでも町は廻っている (石黒正数)
それでも町は廻っている (13) (ヤングキングコミックス)
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2014/09/30
- メディア: コミック
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掲載誌: アワーズ
出版社: 少年画報社
ジャンル:ミステリ
巻数: 13巻 (続刊)
出会った時期: 大学生
毎号アワーズで読むたびに「ああ、やっぱり面白いわ」と再確認してる。なんとなく、ミステリ文法を上手く使って作られてる感じとかあるので、マーニーと並べてランクインしているのに自分で納得しています。あと、紺先輩と歩鳥、商店街人情モノ、小学生社会、幼馴染ラブコメ(?)、などなど、どこから割って話しても楽しいマンガですね。
92位 名探偵マーニー (木々津克久)
掲載誌: チャンピオン
出版社: 秋田書店
ジャンル:ミステリ
巻数: 11巻 (完結)
出会った時期: 社会人
ここ2年、単行本が本当に楽しみだったマンガ。マーニーが辿り着く、事実は小説よりも奇なり、あるいは人間怖いな真実。それがミステリの文法を踏まえた上で1話1話作りこまれている名作群。あと、別の事件で登場したキャラが再登場したり、協力者になってくれたりするのが良かった。特にラストバトル、サプライズ、クランクアップと何人も再登場するのは本当に楽しかったです。ああいう最終回、ホント好きです。
93位 さよりなパラレル (竹本泉)
掲載誌: コミックガンマ
出版社: 竹書房
ジャンル:SF
巻数: 4巻 (完結)
出会った時期: 大学生
竹本泉時空をまんべんなく楽しめる、文字通り時空の迷作。竹本泉作品は突出してこれが好き!というのはないんですが、あえて選ぶなら、さよりちゃんの振り回されっぷりが時空レベルのこれを選びます。
94位 パラダイスバード (佐藤明機)
掲載誌: @バンチ
出版社: 新潮社
ジャンル:伝奇
巻数: 1巻 (完結)
出会った時期: 大学生
便宜上、ジャンルを伝奇に入れたが、たぶん間違い。SFかギャグか不条理か百合か触手か。最初は竹本泉時空かな?くらいに思って読んでいたんですが、いつの間にか世界の概念に迫るSF世界に迷い込んでいて、あれあれ?となった。狐につままれた、そんな感じの読後感。
95位 たのしい甲子園 (大和田秀樹)
掲載誌: エース
出版社: 角川書店
ジャンル:ギャグ
巻数: 5巻 (完結)
出会った時期: 中学生
釘バット、阪神ファン、ストラディバリウス、バーリトゥード野球はこれで知った。自分のギャグ漫画のバイブル。太田さん率いる最強の不良高校が並み居る強豪校を打ち殺り、甲子園優勝、そして地球を救うという話。もうね、この漫画にかける言葉がバカかアホかしかない。それでいいんです。そういうマンガだから好きなんです。
96位 幽遊白書 (冨樫義博)
掲載誌: ジャンプ
出版社: 集英社
ジャンル:バトル
巻数: 19巻 (完結)
出会った時期: 高校生
WJで数少ないランクイン。全体を通して好きなんですが、ラストの魔界トーナメント放り投げ感、そのあとの幽界探偵再開と、最終回、それと19巻ラストのイラスト集。この一連の流れ、雰囲気が自由で、どうしようもなく好き。
97位 神さまのつくりかた。 (高田慎一郎)
掲載誌: Gファンタジー
出版社: スクエニ
ジャンル:SF
巻数: 14巻 (完結)
出会った時期: 高校生
今あらためて思ったんですが、高田慎一郎先生、空飛ぶ女の子が好きだなぁ。いや、それはさておき、私、八歳さん好きなんですよ。八歳さんのまさかの出生の秘密、それがつながった時の衝撃。すべては小春のために、その想いの、時間の膨大な積み重ねに感動しました。私、時間と想いの壮大な重なりが好きで好きで。
98位 +C sword and cornett (遊行寺たま)
+C sword and cornett 8巻 (ZERO-SUMコミックス)
- 作者: 遊行寺たま
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2012/12/25
- メディア: コミック
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掲載誌: ゼロサム
出版社: 一迅社
ジャンル:ファンタジー
巻数: 8巻 +1 (完結)
出会った時期: 社会人
エルナサーガを始めとする、Gファンタジーの系譜を継ぐもの。王国に蔓延する謀略と、奇病、アモンテールと呼ばれる他人種への差別、そして、隠された建国の悲劇。そんな国に生まれた二人の王子が国の外と内でそれぞれの道を戦い、進むことで、王国が、歴史が動き、変わっていく。まさに今、王国が変わっていっているのだな、と感じる物語、大好きです。
99位 エマ (森薫)
掲載誌: ビーム
出版社: エンターブレイン
ジャンル:恋愛
巻数: 10巻 (完結)
出会った時期: 大学生
アニメの放映が終わったあと、だいぶ遅れて読み始めた勢。あの英国ヴィクトリア朝の世界、そこにある人々の暮らし。そういう雰囲気全体が好きでした。あと、自分の場合、エマとウィリアムズの話より、周辺の人々に注目が行っていたなーと。
100位 五大湖フルバースト (西野マルタ)
掲載誌: ネメシス
出版社: 講談社
ジャンル:スポーツ
巻数: 2巻 (完結)
出会った時期: 大学生
近未来、アメリカの国技となった大相撲に、マッドサイエンティストにメカに改造されてしまった元横綱、五大湖が帰ってきた!
…あらすじを聞いた時点では、なんちゅー設定のバカ漫画なんだろう、そう思っていました。が、この漫画にコメられているのは、横綱としての、父としての意地、狂気。息子の父へに愛されたいという想い、憧憬。ただのバカ漫画じゃあありません。これは紛れも無く、父と子の物語ですよ。
ランキングまとめ
順位 | 作品名 | 作者 |
1 | 朝霧の巫女 | 宇河弘樹 |
2 | ドリムゴード | 中西達郎 |
3 | 惑星のさみだれ | 水上悟志 |
4 | 成恵の世界 | 丸川トモヒロ |
5 | ぼくらのよあけ | 今井哲也 |
6 | 蒼き鋼のアルペジオ | Ark Performance |
7 | ラストゲーム | 天乃忍 |
8 | Kiss me ダーリン×3 | 水無月真 |
9 | クロノクルセイド | 森山大輔 |
10 | 超人ロック | 聖悠紀 |
11 | Landreall | おがきちか |
12 | ヨコハマ買い出し紀行 | 芦奈野ひとし |
13 | 水惑星年代記 | 大石まさる |
14 | マップス | 長谷川裕一 |
15 | キラメキ☆銀河町商店街 | ふじもとゆうき |
16 | ここはグリーン・ウッド | 那州雪絵 |
17 | チキタ★GuGu | TONO |
18 | ぼくの地球を守って | 日渡早紀 |
19 | ポケットモンスタースペシャル | 真斗/山本サトシ/原作:日下秀憲 |
20 | ジオブリーダーズ | 伊藤明弘 |
21 | エンブリヲン・ロード | やまむらはじめ |
22 | ディスコミュニケーション | 植芝理一 |
23 | タケヲちゃん物怪録 | とよ田みのる |
24 | 聖戦エルナサーガ | 堤抄子 |
25 | 覇王大系リューナイト | 伊東岳彦 |
26 | ARIA | 天野こずえ |
27 | PON!とキマイラ | 浅野りん |
28 | ヨルムンガンド | 高橋慶太郎 |
29 | じゃじゃ馬グルーミンUP | ゆうきまさみ |
30 | ゴールデンデイズ | 高尾滋 |
31 | 三文未来の家庭訪問 | 庄司創 |
32 | 25時のバカンス | 市川春子 |
33 | BREAK-AGE | 馬頭ちーめい/STUDIOねむ |
34 | となりの怪物くん | ろびこ |
35 | R2 | 箱田真紀 |
36 | 機動戦士ガンダムムーンクライシス | 松浦まさふみ |
37 | タビと道づれ | たなかのか |
38 | 世縒りゆび | 騎崎サブゼロ |
39 | ファイブスター物語 | 永野護 |
40 | EDEN 〜It's an Endless World!〜 | 遠藤浩輝 |
41 | 実は私は | 増田英二 |
42 | げんしけん | 木尾士目 |
43 | まじめな時間 | 清家雪子 |
44 | BUTTER! | ヤマシタトモコ |
45 | 真夏の国 | 喜多尚江 |
46 | 放浪息子 | 志村貴子 |
47 | ポーの一族 | 萩尾望都 |
48 | キャリアこぎつねきんのもり | 石井まゆみ |
49 | アンダーザローズ | 船戸明里 |
50 | 群青学舎 | 入江亜季 |
51 | Jの総て | 中村明日美子 |
52 | まちあわせ | 田中雄一 |
53 | がらくたストリート | 山田穣 |
54 | ハクメイとミコチ | 樫木祐人 |
55 | ひとりぼっちの地球侵略 | 小川麻衣子 |
56 | 清々と | 谷川史子 |
57 | らいか・デイズ | むんこ |
58 | 僕らはみんな河合荘 | 宮原るり |
59 | Cat Shit One '80 | 小林源文 |
60 | シャーマンキング | 武井宏之 |
61 | ロトの紋章 | 藤原カムイ |
62 | 夢幻紳士 | 高橋葉介 |
63 | つづきはまた明日 | 紺野キタ |
64 | リュウマのガゴウ | 宮下裕樹 |
65 | MAMA | 売野機子 |
66 | MOONLIGHT MILE | 太田垣康男 |
67 | 満ちても欠けても | 水谷フーカ |
68 | となりの801ちゃん | 小島アジコ |
69 | ガーフレット寮の羊たち | もとなおこ |
70 | Aventura | 翠川しん |
71 | 魔女と猫の話 | 四宮しの |
72 | ラテン | 高畠エナガ |
73 | 僕らの家族ごっこ | Re: |
74 | 罪と罰 | 鈴木有布子 |
75 | 俺と彼女と先生の話 | トジツキハジメ |
76 | 魔法使いの嫁 | ヤマザキコレ |
77 | STREGA! | 米村孝一郎 |
78 | コンビニDMZ | 竿尾悟 |
79 | あずさゆみ | 釣巻和 |
80 | パレス・メイヂ | 久世番子 |
81 | 堀さんと宮村くん | HERO |
82 | 少年魔法士 | なるしまゆり |
83 | レヴァリアース | 夜麻みゆき |
84 | 赤髪の白雪姫 | あきづき空太 |
85 | プレゼントは真珠 | 斎藤けん |
86 | おもちゃのお姫様 | ジェームズほたて |
87 | 笑えない理由 | 望月花梨 |
88 | 夜刀の神つかい | 志水アキ |
89 | LAMPO | 上山徹郎 |
90 | 炎の転校生 | 島本和彦 |
91 | それでも町は廻っている | 石黒正数 |
92 | 名探偵マーニー | 木々津克久 |
93 | さよりなパラレル | 竹本泉 |
94 | パラダイスバード | 佐藤明機 |
95 | たのしい甲子園 | 大和田秀樹 |
96 | 幽遊白書 | 冨樫義博 |
97 | 神さまのつくりかた。 | 高田慎一郎 |
98 | +C sword and cornett | 遊行寺たま |
99 | エマ | 森薫 |
100 | 五大湖フルバースト | 西野マルタ |
あとがき
あー楽しかった。なんだかんだで、10月にリストを作り始めて、ちょうど3ヶ月。作品をピックアップしていくのも、そこから順位をつけるのも、1作1作にコメントをつけていくのも、本当に楽しかったです。
コメントをつけるにあたって、100作のうち部分的に再読したものもあわせて50作以上読み返しましたが、どれも大好きで、感動しっぱなし。年末から今日まで毎週末ボロボロ泣いてました。もう毎日がマンガ脳で幸せです。
ただ、再読ばかりしていたのもあって、昨年後半はあんまり新刊を追えてないですね。買ってはいたけど、読んでないものも多数なので、積読タワーを消化せねばなりますまい。
といったところで、ベスト100記事は締めさせていただきます。では、また。